久々に聞いたエビデンスという言葉 触ることの重要性

先日、理学療法士仲間と話をしていると、久々にエビデンスという言葉を聞きました。

 

 

「エビデンス」というのは科学的根拠という意味で、

 

例えば、リハビリ業界だと、

前屈した時の手と床の距離がハムストリングスのストレッチをすることで、

100人中90人の人が距離が縮まる結果が出ました。

 

ハムストリングスの短縮が前屈の可動域の制限につながることが証明される。

みたいな話です。

これを根拠があると言います。

 

 

 

非常にお粗末な例なのですが、

理学療法ガイドラインに乗っているエビデンスというのは大半がこのレベルです。

 

 

 

因みに、2011年の理学療法ガイドラインでの一例ですが

腰椎椎間板ヘルニアに脊柱マニピュレーションは有効か?という質問に対して

推奨グレードはBで、効果的という報告は多いが、マニピュレーションの施工方法や評価方法が独自のものが多いため、十分な科学的根拠はないということのようです。

 

 

 

それもそのはずで、椎間板ヘルニアと一言でいっても、人によってどこがヘルニアになっているのか違うし、

何が原因かも異なります。どんな症状が出ているのかも違うし、

どんな施術をしたのかも人によって変わります。

それこそ施術者の技量によっても大きく効果は変わるでしょう。

本当に人の身体について探求していくという個々の経験がとても重要になってくるのです。

さらに注意が必要なのは100%のエビデンスなんて存在しないということです。

 

 

 

 

 

私がとても嫌だったのは身体の構造や機能への探求をすることを放棄した理学療法士が余りにも多いことです。

推奨グレードBだから、椎間板ヘルニアの人には脊柱マニピュレーションが良いのかどうか分からない、

と判断して行わなかったり(というよりはマニピュレーション自体が出来ない言い訳)、

他の人がやっているのを見て、それを「エビデンスがあるのか?」とケチをつける理学療法士だったり、、、

 

 

 

 

 

 

本来、人の身体を良くしていくために客観的に多くの人がやっても同じ結果が出るようにしたくて生まれたのがエビデンスです。

しかし、理学療法士の大半はエビデンスという権威をいたずらに振りかざすだけで、

自分自身が身体への探求をしない言い訳に使っています。

 

 

 

それでは何も進歩しません。

100%のエビデンスがない以上、試して挑戦していくしかないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

幸いにも私の周りにいる理学療法士の友人はエビデンスに縛られず、
身体への探求を毎日必死に頑張っている人たちなので、とてもいい刺激をもらえています。

 

 

 

 

 

それから、エビデンスというのはあくまで統計です。

統計は統計者によっていとも簡単に都合の良いように情報操作されてしまいます。

なので、私は余り信用していません。

 

 

統計に当てはめて人を見るということは対症療法と何ら変わらず、その人の身体を何一つ見ていないということですから。

 

私は触って、感じて、実感したものを信頼しています。

 

 

 

 

実際にアメリカのオステオパシーの研究でも

手で触れるオステオパシー医の方が、冷たい処方箋を書くだけの医師よりもはるかに良い臨床結果が出ているという報告があるそうです。

統計に当てはめず、勝手に自分の頭で患者さんを判断せず、手で触って何が起きているのかを感じることができるためだと考えられています。

こういった研究はオステオパシーを実践している身としてはとても励みになりますね(^-^)

 

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*