解明されていない人体の不思議

医学や科学の発展は目覚ましく、これまで多くのことが解明されてきました。

 

 

しかし、実際のところ医学的に、また科学的に人体は解明されていないことは山ほどあります。

 

 

その一例で、私がとても面白く感じたものを紹介しようと思います。

 

 

 

 

 

頭蓋骨がリズムを持って動いているということをご存知の方は多いと思います。

 

 

 

 

頭蓋領域のオステオパシー創始者であるサザーランド博士が側頭骨の形が魚の鰓(えら)のように見えたのが始まりで、

そこから長年の研究が始まりました。

 

 

 

色々な人体の構造が明らかになるにつれ、頭蓋骨が呼吸するように動く構造的なメカニズムが解明されていきました。

そして、疑問になるのは何が原動力となって、頭蓋骨のリズムを生み出しているのかということです。

 

 

サザーランド博士は脳自体が一定のリズムで動いているのが原動力となって動かしているのではないかと仮説を立てました。

その後アプレジャー博士は脳脊髄液の産生と排出がこのリズムを作っているのではないかと仮説を立てました。

 

 

 

 

しかし、両者ともあくまで仮説です。

 

 

後年サザーランド博士は「何が頭蓋を動かしているのか?」という問いに対し、

「分からない」という回答を出しています。

 

 

 

 

そして、その疑問はそのまま現在に持ち越されています。

 

近年では、筋膜や身体を構成する支持組織に一定のリズムで収縮する細胞があることが分かっています。

しかしこの細胞が収縮するリズムはあまりにゆっくりで微細なもののため、頭蓋骨のリズムとは釣り合いません。

 

 

 

結局のところ何が頭蓋骨のリズムを生み出しているのか「分かりません」

生きている人でこのリズムがない人はいなく、もしこのリズムがない人は既に死んでいます。

このリズムは頭蓋骨だけでなく身体全体に波及しています。

つまり、この問題は「何が人間を生かしているのか?」という問いに直結します。

 

 

 

 

機械なら電気が原動力になります。

車ならガソリンです。

では、人体を動かしている原動力は何なのか?

 

 

 

 

 

 

 

私は、この謎は永遠に解明されることはないと思っています。

今まで読んできた書籍や学んできた中で、その答えにつがながることはありました。

しかし、それは現代の人が望むような数値化されて医学的・科学的に明確になったものではありません。

 

 

だからこそロマンがあります。

伝統的なオステオパシーはその謎に触れているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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