背中の痛みと吐き気、頭痛、倦怠感 原因と治し方 東京都府中市

投稿日: カテゴリー: 症状

背中の痛みは、背中だけでなく多くの症状を伴います。
それは胸椎や肋骨が交感神経系と密接に関わっているからです。

 

 

頭痛、吐き気、顔面紅潮、倦怠感、ひどくなると逆流性食道炎や胃もたれや動悸なども伴います。

 

 

5年間近く背中の痛みに悩まされ、頭痛や倦怠感・吐き気がひどくする女性(40代)の方です。
整形外科では異常が見つからず薬を処方されるだけで改善せず。
揺らされるような整体に3か月ほど通ってみたけど改善が見られなかったため、当院に来院されました。

 

 

 

目次
身体の状態
反っている(伸展)胸椎が引き起こす問題
伸展胸椎を生み出す原因
回復過程
まとめ

 

 

 

 

身体の状態


身体を診させていただいた時、股関節や骨盤には多少の歪みや捻じれはあるものの、そこまで目立ったものはありません。
しかし、胸郭や胸椎(背骨)を診ていった時にひどい捻じれがあることを発見しました。
胸椎の5~7番が連続して、ひどく反った(伸展)状態になっていました。
軽く圧を加えてみると、とても圧痛を訴えます。
まず間違いなくこの胸椎の歪みが悪さをしていると考えて良さそうです。

 

 

 

反っている(伸展)胸椎が引き起こす問題


本来、胸椎は脊柱全体の構造からして緩やかに丸まっているカーブをしています。
しかし、普段の生活習慣や過去のケガなどの影響で丸まっているカーブの一か所や2か所くらいが急に反ってしまうことがあります。

 

反っている胸椎はとても身体に問題を与えます。
軽い肩こりから始まり、首の違和感・痛み、頭痛、めまい、吐き気、呼吸がしずらくなる、
ひどくなると胸部痛や動悸、逆流性食道炎への発展もあります。

 

 

なぜ、この部分の歪み・捻じれがここまで身体に悪影響を及ぼすのでしょう。
それは自律神経の交感神経系と密接な関りがあるからです。

 

 

胸椎からは肺・心臓、胃腸そして頭部への交感神経が走行する大切な部分になります。
胸椎の歪みは交感神経系のスムーズな走行を妨げます。
その結果、肺や心臓、胃腸の働きを弱め、動悸や吐き気、浅い呼吸、めまい、頭痛といった症状につながってしまいます。

 

 

左右差のある肩こりや、呼吸のしずらさを感じている人は要注意です。
必ずと言っていいほど、ここの歪みが存在していると思ってください。

 

 

始めは軽度の歪みだったものが、徐々に慢性化してくると、
交感神経系の働きが鈍った状態が続いてしまいます。
つまりは、自然に楽に呼吸できる良い身体の状態ではなくなってしまうということです。

 

 

 

伸展胸椎を引き起こす原因


では、なぜ本来緩く丸まっている胸椎の一部分が反ってしまうのでしょう。

猫背のような丸まった姿勢をしていると、多くの胸椎は丸まった癖がついていますが、一部分だけ、丸まっていることを代償するかのように反ることがあります。

 

うつ伏せで本を読んだり、携帯を見たり、そのまま寝ている方にもこの歪みが起きやすいです。

 

精神的に強いストレスにさらされていたりすると、この歪みが生まれやすい傾向にあります。

 

ピラティス、ヨガなど、徐々に身体が柔らかくなるにつれて、負荷を上げていければ適切なのですが、大体の方が無理して、今の自分の身体以上の可動域を求めて身体を壊しているケースも多いです。特に後ろに反り返るようなポーズを無理してやっている場合は、この歪みが起きやすいです。

 

上記に上げた原因はほんの一部ですが、今背中の痛みに悩まされている方は何か心当たりのあることをしていないかチェックしてみてください。

 

なお、この反ってしまっている胸椎は後ろから押すと、他の部分とは違う痛みを感じます。
それを気持ちいいと思ってむやみに押すことは絶対に避けてください。
交感神経系に余計な刺激を与えてしまうことや、反っている状態を助長してしまう恐れがあるからです。
よく気持ちいいからとテニスボールを背骨の下に入れてゴロゴロするようなマッサージがありますが、
反っている胸椎に対しては全くの逆効果しか生みませんので、注意してくださいね。

 

 

回復過程

初回~3回目(週一回のペース)
かなり反っている癖がついてしまっているので、ゆっくりとその癖を取り除いていく。
2回目の施術の際には早くも吐き気が収まる。
3回目には頭痛がなくなり、今までと違って調子が良いとのこと。

 

気付いたら夜寝る時に長時間うつ伏せで寝ていることが多いことが発覚。
恐らく原因の一つだと思われるので、注意することを指導。

 

 

4~6回目(2週間に一回のペース)
5回目くらいには頭痛や吐き気があったことが不思議と言うくらいに。
うつ伏せで長時間寝ることもやめている。
反っている胸椎のクセもほぼなくなる。

 

7回目以降は月に一回くらいのペースで身体の良い状態を保てるようにケアをしています。

 

 

まとめ

いかがでしたか。
なかなか、解消されない背中の痛みや肩こりには、このような原因があることを知ってもらえたら幸いです。
この反っている胸椎は、周りの肋骨まで影響を及ぼすので、癖が取れるまではある程度時間がかかります。
そして、マッサージや注射、薬では当然のように解消しません。
何より厄介なのは自律神経系に影響を及ぼしてしまうことです。
早めにこの歪みを改善させた方が身体にとってとても利益があることになります。
逆に放っておくと、あらゆる症状の原因にもなりえます。

 

もしあなたが同じような背中の痛みでお悩みでしたら、力になりますのでお気軽にご相談ください。