冬場で身体が固まりやすく、
ぎっくり腰をされる方が増えてきています。
私も過去たくさんぎっくり腰を経験してきました。
自称ぎっくり腰愛好家でもあります。
大学生の時、ひどいぎっくり腰をして、でも授業を受けないと単位が足らなくて、
泣きながら痛みを我慢して授業を受けていた記憶が懐かしいです。
あれは、、、辛かった、、、
きっかけはダンベル使って上腕二頭筋の筋トレをしていた時でした。
無理に反動をつけて重りを扱った結果、
魔女の一撃が入りました。
寝てても、座ってても、曲げても、伸ばしても、
何しても痛い、、、
でも授業に行かなければいけない、、、( ;∀;)
そんな大学生でした(笑)
今はおかげさまで全然ぎっくり腰もしませんよ。
さて、本日の本題はと言いますと、そんなぎっくり腰をした時に
絶対にやってはいけないことです。
それは、、、
温めること
当院に来られる方でも意外と多いのです。
ぎっくり腰のあと温めてしまう方が。
ぎっくり腰は医学的には原因不明で、レントゲンでも異常は映りません。
私はねん挫と同様に腰椎の関節を痛め、腰椎の周囲組織が損傷(ケガ)してしまって起きているのではと考えています。
つまり、身体の中で傷が出来てしまっているということですね。
もし、あなたが転んで膝を擦りむいたりした時に、そこを温めますか?
温めませんよね。
温めたら余計に痛いし、血も止まらなくなります。
傷が出来たら、傷をふさぐために身体の免疫能力が発動します。
血は固まり、中は腫れて(これを炎症を起こすといいます。)細菌やウイルスをやっつけます。
その過程で膿も出ますね。
瘡蓋が出来て腫れも収まり、組織が修復していきます。
それと同様のことがぎっくり腰の回復にも起きています。
だから、くれぐれも温めないでくださいね。
温めてしまうと炎症を長引かせ、回復を遅らせてしまいます。
ちなみに炎症を起こしているから冷やすのはいいのか?
という質問を受けます。
以前までは急性の痛みに対して冷やすという処置は一般的でした。
しかし、近年は変わってきています。
冷やさないほうが回復が早いということが分かってきています。
冷やす行為は炎症を抑えるために用いられます。
しかし、炎症というのは正常な免疫反応のプロセスになりますので、
むしろ、冷やして炎症のプロセスを妨げることをしないほうが良いのです。
そんなわけで、ぎっくり腰をしてしまった方が一番早く痛みが引くためにベストなのは、
温めず、冷やさず、安静だけど動ける範囲で動く
これにつきます!
ぎっくり腰を繰り返してしまう方は、身体の構造に問題があります。
詳しくはこちらをお読みください
【関連記事】ぎっくり腰の治し方
コメント