整形外科で原因が分る

2018年10月

前回、無資格者によるマッサージや整体で危害を受けてしまう方が年々増加しているということを書きました。

 

まずは整形外科に行ってしっかりと原因を検査しましょうという流れでその話は終わりました。

では、果たして整形外科で本当に原因が分るのでしょうか?

 

 

 

なぜこのような話をするかというと、実際に私の腰痛は整形外科では治らなかったからです。
それが私だけだったらまだしも、私の周りにそんな経験をされている方が大勢いるのです。

 

 

例えば「腰痛」で考えてみます。

 

よく言われていることですが、現在「腰痛」の85%の方が検査をしても原因が分らないと言われています。
これは厚生労働省が発表していることです。

 

 

確かに骨折やがんの転移、腎臓の炎症や心筋梗塞などが原因となって腰痛になっている場合、整形外科での画像検査や医学的な検査は重要になります。

 

 

しかし、「腰痛」を抱えている人でそこに当てはまるのは全体の15%にすぎません。
残りの大半の方は検査をしても明確に原因となる検査結果は出ないのです。

 

 

原因となる検査結果は出ないので、とりあえず電気や牽引と痛み止めの薬という流れになるのですね。

 

 

これは整形外科を否定している訳ではありません。
医学的な検査の重要性はあります。

 

しかし、それだけでは不十分だということを知っておいて欲しいのです。

 

 

 

内科医の方が腰痛で当院に訪れた時がありました。
その方は日々の診療でも漢方や薬だけでは中々患者さんの症状が改善せずに行き詰っていました。

 

オステオパシーに興味を持っていて、「臨床におけるオステオパシーの原則」というアメリカのドクターが書いた分厚い本をお見せすると
「こんな風にしっかりと身体を見て考えられているんだ」としきりに感心されていました。
「これは日本の整形外科医は知っておかなければいけないことだ」とも話されていました。

 

 

私もそう思います。
もし日本の整形外科医がオステオパシー医学を学んでいて患者さんに実践していたら。
原因の分からない85%の人にとって大いに助けになることでしょう。
無資格者のマッサージや整体に行かざるを得ない人は少なくなり、危害も減ることでしょう。

 

でも、残念ながら今の日本はそうではありません。
「危害」を受けずに安全にマッサージや整体を受けられるというのは当たり前のことではなくなっていくのでしょうね。

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