
「夜の寝つきが悪い」
「夜中によく目が覚めてしまう」
「不眠症っていうけど、不眠にも色々なタイプがあるの?」
「不眠症」はいまや日本人の5人に1人が悩まされている国民病とも言える症状です。
十分な睡眠がとれず、仕事や日常生活でも日中眠気に襲われたり、注意力が散漫になってしまったり、疲れや体調の不調が起きてしまいます。
そんな不眠症ですが、ひとことに不眠症と言っても実は色々な種類があるのをご存知でしょうか?
不眠症の種類を知ることであなたがどのような状態なのかを知ることの手助けになります。
この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
医学的知識を有し、オステオパシー・ドクターから継続的に学んでいるので記事の信頼性に繋がるかと思います。
本記事の内容
不眠症とは
夜なかなか寝付けない。夜間によく目が覚めてしまう。起床時間よりも早く目が覚めてしまう。眠りが浅く十分に眠った感じがしないなどの症状が続いてしまい、睡眠不足のため身体の疲労感が抜けず、脳の働きも鈍ってしまう状態を言います。
日中眠気に襲われたり、仕事に集中できなかったり、あくびが頻繁に出てしまったり、注意力が散漫になってしまったり、疲労のため体調不良などの多くの不調が出てしまいます。
不眠症は子供や青年期に起こることはまれと言われていますが、20~30代から始まり、加齢とともに不眠症に悩む方は増加傾向にあります。
男性よりも女性の方が多いそうです。
あなたはどのタイプ?不眠症の種類
入眠困難
布団に入ってもなかなか寝付けず、30分~1時間以上眠りにつけない状態です。
中途覚醒
一度眠りについたとしても、翌朝起床するまでの間に何度も目が覚めてしまう状態です。高齢者に多いと言われていますが、若い人にも見られます。睡眠維持障害とも言われています。
早期覚醒
予定していた起床時間よりも早く(1~2時間以上前に)目が覚めてしまい、その後眠れない状態です。
熟眠障害
眠ってはいるものの、睡眠が浅く、眠った時間のわりには寝た感じが得られない状態です。若い人に多いと言われています。
不眠症は上記の4種類に分けられます。
4種類に分けられていますが、1つのタイプだけでなく複数のタイプを併発していることもあります。
不眠症の種類による原因
不眠症の原因はストレスや環境など様々に言われていますが、不眠症の種類によっても原因が異なることがあると言われています。
入眠困難
入眠困難の場合、病気だけでなく普段の生活習慣も関係していると考えられています。仕事を頑張りすぎている。仕事・家庭でのストレスが多い。考え事や心配事で頭がいっぱい。このように常に脳が興奮している状態では身体もゆっくり休めませんよね。
夜寝る直前までパソコンやスマートフォンを操作していたり、テレビを見ていたりすると目から入る情報が脳を興奮させてしまって寝つきが悪くなってしまいます。特にパソコンやスマートフォンから出るブルーライトは脳を興奮させてしまうことが分かっています。
また、コーヒーなどのカフェインを眠る前に飲んでしまうと入眠しにくくなってしまいます。
中途覚醒
中途覚醒にも共通して言えるのが不安や心配事で頭が一杯だと、脳が休まらず自律神経のバランスが乱れ、交感神経が高ぶってしまうことが原因だと考えられています。
また、夜間の頻尿も睡眠が妨げられる原因となります。糖尿病や腎臓の疾患、泌尿器系の疾患を抱えて居る方は夜間頻尿によって中途覚醒を引き起こしてしまいます。
逆流性食道炎や胃食道逆流症を患っている方も夜間に胃酸の逆流のため、中途覚醒しやすく睡眠障害を呈しやすいです。
早期覚醒
早期覚醒の原因は加齢、うつ病、生活習慣、ストレスなどが言われています。
熟眠障害
熟眠障害はしっかりと脳が休むためのノンレム睡眠(深い眠り)に移行できていないことが原因だと考えられています。
睡眠時無呼吸症候群やストレスに伴う自立神経の乱れによって深い眠りが取れないために起こるとされています。
不眠症は1種類のみの症状、原因が一つだけということはまずなく、複数の原因が複雑に絡み合って起きています。症状も複数あったりと決して単純なものではありません。
不眠症の改善。まずは呼吸できるようになる身体に
不眠症の原因の多くをしめるものとして自律神経のバランスが乱れてしまっていることが挙げられます。自律神経のバランスの乱れは体に如実に表れます。
不眠症の方は、生活習慣はもちろんのこと身体の状態も見直してみましょう。
しっかりと深い呼吸が出来ていますか?
肩や首にひどいコリは感じていませんか?
腰に痛みはありませんか?
便秘や下痢になっていませんか?
お腹の調子は悪くありませんか?
自律神経のバランスが乱れ交感神経が高ぶり、脳が休めなくなってしまうと体に様々な問題が生じます。
呼吸が浅くなってしまうのが典型的です。
呼吸が浅くなると背骨や肋骨の動きが悪くなり、脳への血流も悪くなります。
肩や首はこるし、姿勢は悪くなり、腰痛やお腹の不調を招きやすくなってしまいます。
身体や脳は慢性的に疲労してしまい、さらなる悪循環を生んでしまいます。
不眠症を改善していくには、まずはしっかりと呼吸出来るようになる身体を目指しましょう。
呼吸が出来る身体というのは姿勢が良い状態です。脳への血液循環を促し、腸や肝臓・腎臓など排泄の役割を活性化させます。
オステオパシーの整体は体全体を見てあなたの問題を改善していきます。
不眠症の種類まとめ
いかがでしたか?不眠症にも種類があって、原因も多岐に渡ります。
不眠症といっても人によって症状は様々で、原因も違います。まずは自分がどんな状態なのかを知ることも、不眠症改善の手助けになります。
不眠症の改善に必要な呼吸を深くし、自律神経のバランスを整えるお手伝いがオステオパシー整体で可能です。
このあなたの不眠症はどのタイプ?不眠症の種類を書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
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生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 27年全日本オステオパシー学院卒業 平成 27年IOIAJ入会 ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事 |