更年期障害が重い人と軽い人の体質の違い

「更年期障害でも重い人と軽い人がいるのは何でなの?」「私は辛いのに知り合いは全然平気っていうし、何が違うんだろう?」「これから更年期に差し掛かりそうなんだけど、周りの人は辛そうにしている人が多くて、怖い」

 

女性は避けて通れない更年期。更年期になると今まであった症状が悪化したり、今までなかった症状が出てくるなど人によって様々なことが起きてしまいます。
そんな更年期ですが、楽々と何ともなく過ごす方もいれば、様々な不調が出てつらい時期になってしまう方もいます。

 

その違いは何なのでしょう。

 

本記事はそんな更年期障害が重い人と軽い人の体質の違いについて解説します。

どうしたら更年期に楽々と過ごせるようになるかのヒントになるかと思います。ぜひ参考にしてください。

 

この記事を書いている私はオステオパシー歴7年、臨床歴9年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。更年期に伴う不調の方を改善してきた実績がありますので記事の信頼性に繋がるかと思います。


動画でもお伝えしていますので良かったらご視聴ください。

そもそも更年期障害の原因って


更年期障害の原因は本人の性格や環境なども関係していますが、一番の原因は女性ホルモンの減少にあると言われています。

 

35歳で5万個もある卵胞は、40歳で5000個、50歳で1000個に減ると言われています。
そのため、女性ホルモンの分泌が減ることで身体の状態が不安定になってしまいます。

 

「じゃあ、更年期に調子が悪くのは避けられないじゃん」

 

と思いがちですが、そうではありません。

女性ホルモンの減少は更年期に全ての女性が起こる身体の変化です。
それにも関わらず楽々と過ごせる人とそうでない人がいるというのは、ただ単に女性ホルモンの減少だけが原因とは言えないということです。

 

私だけ辛いの?更年期が重い人と軽い人の違い


医学的に「子宮・卵巣への血流量」が注目されています。

 

血液と言うのは身体に栄養や酸素を行きわたらせ、老廃物を回収するという大切な役割があります。
また、ホルモン分泌を促す信号を伝達するという重要な仕事をしています。

 

血流が良い状態だと子宮・卵巣に十分な栄養供給と老廃物の回収ができ、女性ホルモンの分泌を促す信号も正常に届けることができます。

 

しかし、普段から子宮・卵巣への血流量が悪い状態が続いていると、栄養が行きわたらなくなり、老廃物も十分に回収されず子宮・卵巣の機能低下や婦人科疾患になりやすくなるリスクも出てきてしまいます。女性ホルモンの分泌を促す信号も滞り、減少している女性ホルモンの分泌がさらに少なくなってしまいます。

 

このような血液循環の不全が更年期障害を重くしてしまっているのではないかと考えられます。

 

更年期を楽々と過ごすために


更年期に症状が重くなってしまうのは、ホルモンを分泌するための信号を送り、子宮・卵巣への栄養や老廃物を回収するための血液循環が悪くなってしまうために起こると考えられます。

 

血液循環が十分に確保されていれば、ホルモン分泌のための信号が届き、なおかつ子宮・卵巣も良い状態に保たれます。

女性ホルモンの分泌は減っていくものの、急激に起こってしまうホルモンバランスの低下を穏やかにさせることができ、大きな症状が出ることなく更年期を乗り切ることが出来ます。

 

血流が不足してしまう要因

では、なぜ子宮・卵巣への血流量が不足してしまうのかを考えてみる必要があります。

 

あなたはもともと腰が痛かったり、首に痛みやコリを感じていたりしませんでしたか?
それらの身体の状態はすでに血流が悪くなっている証拠です。

 

骨盤の歪み・捻じれ
骨盤隔膜の固さ
背骨の歪み・捻じれ
横隔膜の硬さ、捻じれ
肋骨の制限
頭蓋骨の歪み
骨格に歪みに伴う筋肉の過緊張

これらは全て血液循環を妨げる要因になります。

 

例えば、あなたはこのような姿勢になっていませんか?

この姿勢は身体に不自然な緊張を与え、腹圧・胸圧の乱れを生みます。身体全体の血液循環を悪くし、特に子宮・卵巣へのうっ血を招きます。

 

 

また、血流は骨盤部だけを良くすればいいというわけではありません。
ホルモン分泌を刺激する信号は脳から出ます。
つまり、首から骨盤にかけての血流がスムーズである必要があります。
身体全体の血管のホースの捻じれを少なくし、血流の滞りをなくすことが大切ですね。

 

 

腰痛を抱えている
頭痛が頻繁に起こる
常に肩こりがある
首が痛くて回らない
膝や股関節がよく痛む

既にこのような身体の状態の場合は身体が歪み・捻じれている現れです。
早めに身体を整えておき、良好な血液循環ができる身体の状態にしておくと更年期に重い症状まで発展せずに済むようになります。
また、婦人科疾患のリスクも減ることでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
更年期に症状が重く出てしまう人とそうでない人の違いが分かって頂けたら幸いです。
更年期障害はただ単にホルモンバランスの低下だけで起こるのではありません。
身体の血液循環を良好にして、急激に起こるホルモンバランスの低下を穏やかにさせてあげることが更年期を乗り切るポイントになります。

 

血液循環を妨げる要因は身体の歪み・捻じれからです。しっかりと身体を整え、更年期を楽々と過ごせるように日々身体のケアを意識して頂けたら幸いです。

 

この更年期障害が重い人と軽い人の体質の違いを書いた人

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丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 全日本オステオパシー協会
日本オステオパシー連合
IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 25年日本オステオパシー協会入会
042-302-5447
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