男性の更年期障害

「最近、パワー不足を感じている」「若いころのようにやる気も出ないし身体も動かない」「40を超えてから急に身体にガタが出始めてきて、今まで大丈夫だった痛みも大丈夫じゃなくなってきた」「更年期障害って男性もなるのかな?」

 

「更年期障害」と言うと女性だけがなるイメージを持たれている方が多いかと思います。
しかし、更年期障害は男性にも起こることが近年分かっています。

 

男性も女性と同様に性ホルモンが低下した時期に更年期障害が起こりますが、女性と違いホルモンの減少する時期や期間の個人差が大きいです。そのため、身体のみならず精神面でも様々な支障をきたしやすいです。

 

そんな男性の更年期障害について解説します。

 

本記事を読むことで男性ホルモンの作用、男性の更年期障害による症状や検査方法、一般的な治療法について知ることができます。
男性の更年期障害にお悩みの方は参考にして頂けたら幸いです。

この記事を書いている私はオステオパシー歴7年、臨床歴9年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。医学的知識も有しているため、記事の信頼性に繋がるのではと思います。

男性ホルモンの作用


男性の更年期障害の場合、男性ホルモン(テストステロン)の働きが関わっています。
男性ホルモンも他のホルモンと同様に
視床下部でコントロールされ、下垂体から血液に乗って精巣にホルモン分泌の指令が出されるようになっています。

 

この男性ホルモンの働きは以下の通りです。

 

男性ホルモン(テストステロンの主な作用)

・骨や筋肉の発達を促し、男性的な体型を作る
・精子を作り、性欲を高める。
・毛根や皮脂腺を刺激する
・記憶力、判断力、理解力などの認知能力を向上する
・免疫力や骨量を保つ
・血管を若く保つ

男性の更年期障害の低下時期

女性の更年期障害の時期は閉経前後の10年間に起きることが多いですが、男性の場合はホルモンの減少する時期や期間には環境によってかなりの個人差が出ます。

概ね40歳以降が多いですが、中には30代でホルモンの減少が起こってしまう方や、逆に60~70代になって起こる肩もいます。

また女性の場合は閉経後にホルモンバランスが落ち着くこともありますが、男性の場合はなかなか終わりが来ないことも珍しくはないみたいです。

 

男性の更年期障害による症状


ほてり、のぼせ感、めまい、耳鳴り、頭痛、冷え、動悸・息切れ、不眠などの睡眠障害、全身疲労感、頻尿、不安・イライラ感、うつ、性欲低下、勃起力低下、筋肉量の低下、ひげが薄くなるなど体毛の変化

など、様々な症状があります。
「ストレス」のせい、「うつ」などメンタル的な影響と思われがちな症状も出てしまいますので注意が必要です。

 

男性の更年期障害に対しての検査

一般的に血中の男性ホルモンの量を調べる検査をします。

診断基準として、有利型テストステロンが8.5pg/ml以上~11.8pg/ml未満の場合、男性ホルモンが低下傾向にあるとみなされます。

さらに8.5pg/ml未満の場合だと明らかに低いとされています。

この検査は泌尿器科で行うことができます。

 

 

一般的な男性の更年期障害の治療法

治療方法は様々ありますが、一般的には男性ホルモンの注射、漢方薬などが主になります。
それと並行してカウンセリング等も行いメンタル面でのコントロールをすることで症状を改善する方法もあります。

 

当院が考える男性の更年期障害の原因

男性の更年期障害とは言っても、ホルモンバランスの低下によって症状が出てしまう方とそうでない方がいます。

 

その違いはなんでしょう?

 

そこには身体の歪み、脳・内臓の機能低下が関連していると当院は考えています。

男性の更年期障害に伴う様々な症状を抱えている方は、それよりも前から腰が痛かったり、首や肩のこりを感じていたり、普段から姿勢が悪かったりしていませんでしたか?

 

性欲低下や勃起力低下はまず間違いなく仙骨や頭蓋骨と関連しています。腰痛をもともと持っていたという方が大半です。

 

そのような身体の歪み、脳や内臓の機能低下が男性のホルモンバランスの低下による身体に変化についていけずに不調を来してしまうのです。

詳しくはこちらをご覧ください。

【関連記事】クラニアルセラピー(頭蓋領域のオステオパシー)について

クラニアルセラピーとは脳の働きを活性化させる施術です。
人間の身体は脳が神経やホルモンを介して身体の各器官に指令を出すことで生命活動をしています。
その脳も、長期的なストレスや疲労にさらされると次第に疲弊して機能低下を起こします。
その結果、身体の様々なところに慢性的な疲労や不調、痛みが発生してしまいます。
このような場合に、クラニアルセラピーで脳の働きを正常化させることで回復効果を上げることが可能です。

この記事を読む

 

まとめ

いかがでしたか?
男性でも更年期障害はあります。
女性と違って男性の場合はその期間が長引いてしまったり、なかなか終わりが見えなかったりもします。
また、メンタル的な症状と勘違いされてしまうこともあります。
そうではなく、男性にも更年期障害があるのだと知って頂いて、今ある症状が精神的なものだけが原因ではないということを理解して頂けたらと思います。

この男性の更年期障害を書いた人

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丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 全日本オステオパシー協会
日本オステオパシー連合
IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 25年日本オステオパシー協会入会
042-302-5447
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