「胸がざわざわする感じ」これって自律神経失調症?

「なんかおかしい、、、ざわざわする感じがある」
「どきどきして気持ちが落ち着かない」
「これって自律神経失調症なの?」

 

「胸がざわざわする」「きゅーっとする感じ」「どきどきして心細い」
このような症状は「不安」や「緊張」であり、誰でも感じる感情の一種です。

 

何か心配事がある時、面接の前、初対面の人と会う時などにこのような反応が起こるのは正常なことです。
問題となってくるのは何もない、不安や緊張する理由がない時でも、「胸のざわざわ感」「どきどきして落ち着かない」という症状が起きてしまう場合です。

 

このようなときは「病的な不安」であり、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。

 

今回はそんな胸のざわつきや気持ちが落ち着かないのはどうして起きてしまうのか、どう対処していけばいいのかを解説していきます。

 
この記事を書いている私はオステオパシー歴7年、臨床歴9年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
自律神経失調症やパニック障害で悩まれる方を整体で改善してきた実績があるので、記事の信頼性に繋がるかと思います。

ざわざわ感 「不安」とは


ざわざわする感じ、なんとなく不安な感じ。

まずは不安とはどのような状態なのかについてお伝えします。

「不安」は医学的に「対象のない恐れの感情」と定義されているようです。
「恐怖」という言葉は対象がありますが(例えばお化けが怖いなど)、不安の場合漠然として対象がない状態に用います。

 

不安は気持ちの面だけでなく体にも反応が出ます。
「どきどきする」「胸が締め付けられる」「胸がざわつく」「息苦しい」「冷や汗が出る」「ふらふらする(めまい)」「のどが渇く」「眠れない」「頭痛」など、体に様々な症状が現れます。

これらの症状は自律神経が関わっています。

 

不安が自律神経に与える影響

自律神経は活動するための交感神経と、休むときに働く副交感神経がバランスを保って働いています。

不安や緊張がある時は、体は自然と活動する(戦闘態勢)状態になり交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると体は活動するための状態になります。

心拍数は上がり、呼吸は浅く早くなります。血管は収縮して、腹部内臓への血流が制限されます。
このような体の変化が長時間続くことで体に上記したような症状が現れてしまいます。

 

不安や恐怖などの感情は脳内で自律神経の中枢である視床下部と密接な関連があります。

だから、自律神経に伴う体の変化が症状として現れやすいのです。
胸のざわざわ感も自律神経の乱れからくる体の症状だと言えます。

 

病的な不安


通常不安や緊張があったとしてもその場が終われば、不安や緊張感はなくなります。しかし、何でもない時でも「胸のざわざわ感」や「どきどきして落ち着かない」場合、病的な不安状態にある可能性があります。

 

不安にも様々な種類があり、急に不安が襲うようなことをパニック発作や不安発作と言います。

 

これは「パニック障害」でよく見られる不安症状で、突然理由もなく不安に襲われ、どきどきしたり、息苦しさめまいなどのような自律神経に伴う身体症状が出ることを言います。

突然起こる「胸のざわざわ感」もこれに近いと言えるでしょう。

このような不安感はずっと続くわけではなく時間がたつと自然に消えてしまいます。

 

予期不安

突発的に強い不安や「胸のざわざわ感」があると恐怖心から「また来るのではないか」と身構えて不安になってしまうことがあります。

 

これを「予期不安(よきふあん)」と言います。
不安が不安を呼び、さらに自律神経のバランスが乱れてしまうことになります。

 

「胸のざわざわ感」の対処法


多くの場合、「胸のざわざわ感」や「どきどきして落ち着かない」ということで病院を受診すると自律神経失調症やパニック障害と診断され薬を処方されることでしょう。ですが、精神薬というのは多くの副作用を伴い、決して健全な対処法とは言えません。

 

今回お伝えする方法は薬に頼らず、なんとか心身のバランスを取り戻すための方法です。

 

自然が多いところを歩く

家の近くでも、近所の公園でも構いません。少し自然のあるところに行って散歩してみましょう。
風の音や鳥の声を聴いて、あなたの「マインド」を休ませてあげてください。何も考えずにただ歩くだけで構いません。

 

「グリーンエクササイズ」と言って、自然の中を歩くだけでストレスが軽減するということが研究によっても分かっています。
「胸がざわつく」ような時は環境を変えて、自然があるところを散歩するだけでもあなたにとって気持ちが楽になっていきますよ。

 

深呼吸する

不安や胸がざわつくような感じがある時は無意識のうちに呼吸も浅くなってしまっています。

自律神経の反応で呼吸が浅く早くなってしまうので、意識して深く呼吸を吸ってみましょう。

10回くらい深く呼吸を繰り返すことで、少しずつ気持ちが落ち着くことに気付けるでしょう。

そして、いかに自分の呼吸が浅かったかということも気付けるかもしれませんね。

 

友達と話す

心置きなく話せる友人と会話することもあなたにとって助けになります。
相談するのもいいし、他愛のない会話をしても良いです。

 

あなたにはそんな何でも話せる友達はいますか?

 

整体を受ける

胸がざわつく感じがある場合、自律神経のバランスも乱れています。
呼吸が浅くなり、背骨や背骨周りの筋肉も固くなっています。

また「パニック障害」や「自律神経失調症」の方は脳自体の働きも鈍くなっています。

整体を受けることで体が緩み正常な状態になれば、自然と胸のざわざわ感がなくなっていきます。

クラニアルセラピー(頭蓋領域のオステオパシー)について

脳の疲労や興奮状態を解消させ、自律神経のバランスを整え、ホルモンの働きを良くするために行います。
頭蓋骨にある僅かなゆがみやズレを調整し、脳脊髄液の循環を改善します。
自律神経・ホルモンの働きをコントロールしている「視床下部、下垂体」の働きを良くすることで、自律神経やホルモンバランスの乱れを解消します。この施術を行うことで、無意識のうちに緊張していた筋肉の緊張が取れて、呼吸が深くなります。
それだけで不調が軽減するケースも多いです。
頭部に軽く手を当てるテクニックなので、痛みは全くありません。
施術中は気持ちよくて眠ってしまう方も多いです。

詳しくはこちら

 

まとめ

いかがでしたか?
「胸のざわざわ感」は不安から自律神経のバランスが乱れてしまうことで起きてしまう症状です。
早めにケアをしておくことで薬に頼らずとも改善は可能ですし、重篤な状態になることも避けられます。

まずは今回お伝えした対処法を試してみて、自分自身で心身のバランスを取るということを心掛けてみてください。

この「胸がざわざわする感じ」これって自律神経失調症?を書いた人

プロフィール画像

丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 27年全日本オステオパシー学院卒業
平成 27年IOIAJ入会
ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事
042-302-5447
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