慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因と施術
最近では蓄膿症と診断されている方が多く、副鼻腔炎と言われなくなってきているように思えます。
顔面骨の空洞に何らかの原因で膿が溜まってしまうことで蓄膿症になります。
当院で改善できる症状は
・鼻閉塞感
・鼻づまり
・後鼻漏
・口呼吸
・副鼻腔炎(蓄膿症)からくる頭痛
になります。
原因となっている鼻骨や顔面骨などの頭蓋骨調整はもちろんのこと、呼吸をしやすい身体にしてリンパの流れを良くする特殊な技法を用います。
症状部位だけでなく肩から首、顔の方までスッキリしてきます。
花粉症やアレルギーによる鼻づまりにも同様の施術で改善効果を得られています。
施術の1回目から効果は出てきます。(ひどい方は2~3回めから楽になってくることも)
府中市のまるちゃん整体院では一般的な整体、整骨院とは異なった理論で施術を行います。
薬で改善が得られない副鼻腔炎(蓄膿症)は、頭から肺、心臓へと本来スムーズに流れるべき血液やリンパが顔面や首の歪み・捻じれによって妨げられ、膿が適切に排出できない状態だと考えています。
「鼻中隔が曲がっているから手術しかない」
「後鼻漏がひどくて辛い」
「薬を飲んでも膿が溜まったまま」
「鼻が詰まるし、頭も痛くて仕事にならない」
「とにかく鼻通りだけでもなんとかしたい」
というような副鼻腔炎(蓄膿症)の症状にも対応可能です。
副鼻腔炎(蓄膿症)に対しての手術は余りお勧めしていません。
なぜなら必ずと言っていいほど再発するからです。
術後の経過を知りたい方は「副鼻腔炎 術後」などで検索してみるといいでしょう。
それでは副鼻腔炎(蓄膿症)を構成する顔の骨や鼻腔の働き、一般的な副鼻腔炎(蓄膿症)の治療法、まるちゃん整体院の副鼻腔炎(蓄膿症)に対する考察と施術を解説していきます。
一般的な副鼻腔炎(蓄膿症)の治療法はコチラのサイトを参考にしてください。
⇒順天堂大学耳鼻咽喉科
副鼻腔炎(蓄膿症)の発生場所は
前頭洞(ぜんとうどう)赤
蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)黒
篩骨蜂巣(しこつほうそう)青
上顎洞(じょうがくどう)緑
頭蓋骨にある4つの空洞のどこかに膿が溜まってしまうことを副鼻腔炎・蓄膿症と呼びます。
医療機関では画像診断を用いてどこに膿が溜まっているのかを検査します。
その他にも副鼻腔上の圧痛や叩打痛があれば膿が溜まっていることを疑います。
最も後発するのは上顎洞と言われる頬骨近辺にある空洞です。
次に多いのが篩骨洞になります。
前頭洞はおでこ辺り、篩骨蜂巣は顔の真ん中にあり蝶形骨洞はこめかみの辺りです。
どこも目や鼻に隣接しているため、膿が貯まると違和感を感じ、嫌なにおいを感じてしまうのです。
鼻腔の組織
鼻腔は鼻腔粘膜から連続しており、円柱、線毛細胞などによって覆われています。
胚細胞と粘膜下線によって粘液が分泌されますが、その数は鼻腔のものより少ないです。
粘液は2層あって内層のサラサラした漿液と外層のネバネバしている粘質層です。
鼻腔の機能
声の反響
鼻腔粘膜の面積増大
重量の軽減
などがあります。
また交感神経はT1~4番から頸神経節を経由しています。
交感神経が亢進するとネバネバした粘液が分泌されたり、血管の収縮作用があります。
副交感神経は脳神経から出ており、翼口蓋神経節を経由します。
糖タンパク、ラクトフェリン、リゾチーム、タンパク分解酵素阻害物質、エンドペプチターゼ、涙などに含まれるIgAに富んだ粘液の分泌や血管拡張作用があります。
排泄経路は2つのパターンがあります。
頭蓋骨内では篩骨の前部・前頭へ
上顎洞は中鼻洞へ排泄されます。
また篩骨後部、蝶形骨洞は蝶せつ陥没へ流れます。
そしてそれぞれ頸動脈付近のリンパ管から心臓へ向かって流れます。
蓄膿症の原因と症状『食事、自律神経の乱れ』
副鼻腔炎(蓄膿症)は急性、慢性、再発性などに分類され、感染やアレルギー・虫歯・ケガなどでの鼻中隔の湾曲が関連している例が多いです。
蓄膿症は自律神経アンバランスによって発症しやすくなっています(交感神経が低下し、副交感神経が亢進している状態)
自律神経のアンバランスは日常の蓄積した疲労やコリによる影響が強いです。
そしてもう一つの原因として偏った食生活が挙げられます。
口から入れたものは全てが血液の成分となりますので、脂っぽいもの、添加物を多く含んでいるもの、砂糖、アルコール、タバコ、野菜の農薬や魚に含まれる水銀などの蓄積によるアレルギー反応も近年の副鼻腔炎に大きく関与しています。
単なる過食も原因になります。(太っている人にいびきが多いのはこのせいでもあります)
鼻中隔の湾曲は呼吸をするのに不利な条件ではありますが、実はそこまで大きな問題ではないのです。
副鼻腔炎(蓄膿症)の主な症状
慢性的な頭痛、顔面痛、鼻水、鼻づまり、嗅覚障害など 多くの急性例は自然に緩和することもあります。
一定期間続いている場合は抗生物質投与などを行うみたいです。
また合併症として眼窩蜂巣炎、骨炎、髄膜炎、脳膿瘍、静脈洞感染などがあります。
副鼻腔炎(蓄膿症)に対するアプローチ
骨格と筋筋膜の状態を整え膿の排出を促します。
身体を構成する骨格、関節、筋、筋膜が歪み捻じれている場合、それに関連する血管、神経、リンパ管に変化または異常をきたします。
筋筋膜の過緊張を解消することで、 ゆがんだ骨格を整えその中にある血管、リンパ管の通りが正常化します
身体にできた膿は血液やリンパ管の流れで一旦、肺に送られ浄化されます。
しかし、筋筋膜の過緊張にて歪んだ骨格間の血管やリンパ管では、膿を運び出すくらいのスペースが確保されていないため、顔面に溜まってしまい蓄膿症となるのです。
筋筋膜や骨格のゆがみは、マッサージや電気、痛み止めの薬や注射では解消されません。
まるちゃん整体院では筋筋膜や骨格のゆがみを解消する施術法を用いて血管やリンパ管を解放し膿の排出を促します。
その他、一般的な蓄膿症の対処法
薬物療法:抗生物質、消炎鎮痛剤、タンパク分解酵素
保存療法:食塩水による鼻洗浄、生活習慣指導では十分な水分補給、乳製品の制限、アレルゲン除去、禁煙。
手術療法:鼻内手術、上顎洞粘膜摘出
現在、副鼻腔炎は手術の必要性が下がってきています。
身体の状態や、食生活を見直すことで改善していく方が多いためです。
身体にメスを入れなくても、そして薬に依存しなくても大丈夫だということを知って頂きたいです。