外反母指の真犯人は足ではない
外反拇趾のお悩みにオステオパシーができること
東京都府中市で外反母趾にお悩みの方はまるちゃん整体院へご相談ください。
当院は府中駅から徒歩4分の場所にありますが、府中市からだけでなく、調布市、国分寺市、多摩市、稲城市など府中近辺から外反母趾に悩む方が来院されます。
当院にお越しになる外反拇趾の方は、「靴を履くと痛い」「サンダルを履いた時に指の形が気になる」という方から「手術が必要」と診断された方まで様々です。
当院は病院ではないので、外反母趾を外科的(手術)に治療することはできません。
また、足底板(インソール)やテーピングも使いません。
外反母趾の重要な問題
外反母趾で重要な問題は「歩行時に地面を蹴るポイント」になります。
歩くとき、本来は親指で地面を蹴ることによって進む力が生まれます。
ですが、外反母趾になって親指が捻じれてしまうと指の付け根で地面をけるようになってしまいます。
本来なら親指の真下に体重が乗ります。しかし外反母趾の曲がった指には体重を乗せることができません。
だから付け根の関節部分で地面を蹴るようになってしまうのです。
この状態になってしまうと歩くたびに大きな負荷が関節にかかってしまい、親指はどんどん曲がってしまいます。
この状態でいくら指の形だけ
・手術
・テーピング
しても無駄だと考えています。
親指の付け根で蹴ってしまうという身体の状態がなぜ起こってしまうのかを考えてみます。
真犯人は「股関節」
外反母趾でお悩みの方の歩行や姿勢をチェックさせていただくと
歩行時に
膝が内側に入り、つま先が外側に向く状態になっています。
つまり、この歩き方や姿勢が外反母趾を作り出しているのです。
これを改善しないままテーピングをしてみたり、インソールを装着しても根本的な解決にはならないと私は考えています。
また、多くの外反母趾の方の足指は血流が悪くなっています。
この状態でテーピングで固定するとますます血流・リンパの流れを悪化させてしまいます。
悪い歩行や姿勢が足の変形も招く
膝が内側に入り、足先が外に向く状態が続くと
必然的に足部の内側のアーチ(土踏まず)がなくなっていきます。
つまり、偏平足気味になってきます。
偏平足は後脛骨筋の機能障害からも起こりますが、このように股関節と膝関節のバランスの問題からも起こります。
土踏まずが落ち込む事により中足部が回転し親指が内側に入ってしまいます。
その結果、外反母趾へと変形していきます。
医学的に変形を起こしてしまった骨が元通りになるには2~3年もしくはそれ以上かかると言われています。
かなり長い期間になりますね。
しかし、早い段階で適切な処置をしておけば、痛みも変形も早い段階で改善することができます。
放置してしまうと変形は進んでしまう一方なので、早めに進行を止めることが大切です。
外反母趾へのアプローチ
では、ここで具体的な外反母趾矯正のながれについてです。
※目安として6か月~1年のスパンで行います。
検査とカウンセリング
はじめに、外反母趾の状態や姿勢・歩き方などを拝見したうえで、
・あなたが外反母趾でお困りのこと
・これまでどのような治療をされてきたのか
・どんな風になりたいのか
あなたの今の状態をしっかりと伺います。
今痛いところに対してのケア
外反母趾の痛みは、多くの場合固着して縮んでしまった靭帯や筋肉、テンダーポイント(圧痛点)が存在しています。
これらをオステオパシー独自の痛みのない施術で柔らかくし、血流を良くしていきます。
足首や膝、股関節の捻じれに対して筋膜リリース
優しく触れながら、足・膝・股関節の筋膜の捻じれを緩めていきます。
神経理論と疼痛科学の最新理論に基づいた筋膜や皮膚にある感覚器官と脳の神経伝達にアプローチしていきます。
バキバキしたり、強いストレッチや押圧は致しませんのでご安心ください。
首とアゴ(食いしばり)の矯正
実はかみ合わせが悪かったり、食いしばりがあることで身体が歪んで固くなっています。
首や顎の調整を行うことで自然と身体の力が抜け、自律神経のバランスが整っていきます。
これらの施術をすることで
・夜ぐっすり眠れるようになった
・胃腸の調子が良くなった
・肩こりが前より感じなくなった
・顔が一回り小さくなった
との声を頂いております。
骨盤~背骨の調整
外反母趾の9割以上の方が
猫背か反り腰になっています。
また、左右どちらかに上半身が傾いています。
両足とも外反母趾になってしまう方もいますが、
片側だけ外反母趾になるという方が多いのはこのためです。
土台となる骨盤・背骨の状態をしっかり調整していきます。
股関節可動域、歩き方の改善
身体を調整していくと同時に
・普段の姿勢
・歩き方
を改善していきます。
自然な姿勢や歩き方になるにつれて
太ももやふくらはぎに余計な力が入らなくなってきます。
足の指を大切に
外反母趾の痛みは変形してくる極度の進行前に適切に処置をすれば悩まされることもありません。
ご自身の身体は一生ものです。足だけに限らず大事にしながら使ってあげてください。
病院や整骨院に行っても症状が改善しないという方は一度相談だけでもしてみてくださいね。