
府中市近隣にお住まいで母指CM関節症を手術しないで良くしたい人
「もう半年近く親指の付け根が痛い、サポーターをしているけど痛みは変わらないなぁ、注射は痛いし痛みも減らない、手術以外の方法はないかなぁ」
母指CM関節症は軟骨の摩耗が原因で痛みが出ていると言われていますが、今は軟骨と痛みの関連性がないと言われています。母指CM関節症を手術しないで良くしたいと思っている方は本記事を参考にして頂けたら幸いです。
本記事の内容
1.母指CM関節症の原因と改善法
2.サポーター、固定具で母指CM関節症は良くなるの?
3.手術をすすめられているけど、意味あるの?良くなるの?
まとめ
1.母指CM関節症の原因と改善法
一般的に母指CM関節症の原因は加齢と使い過ぎによって関節軟骨が摩耗して起こると言われています。しかし、関節軟骨と痛みの関連性がないということはもはや常識となりつつあることです。
そこで一歩踏み込んで考えてみます。
母指CM関節症の本当の原因は何なのか。なぜ加齢と使い込みによって関節軟骨が摩耗してしまうのか。
それは指という末端部への毛細血管の血流不足が原因となっているのです。母指の関節に疲労が溜まり栄養が行き渡らなくなり、回復されなくなった結果起こるものです。なので、改善方法もしっかりと血流不足にならない身体の状態にしてあげるということです。
2. サポーター、固定具で母指CM関節症は良くなるの?
母指CM関節症を調べてみるとサポーターや固定具が沢山出てきます。
痛みを抑える、守られている感じがする分には良いと思いますが、半年、1年、2年と着け続けていても「痛い」と辛い思いをされていませんか?リハビリも果たして効果的なのでしょうか?
サポーターや固定具で筋力が低下?
サポーターや固定具に頼っているとすぐに筋力が落ちてしまいます。
そもそも痛くてなかなか力が入れづらい状況なのに、そこでサポーターや固定具をしてしまうとさらに筋肉を使わなくなってしまいます。
完全に動かせなくなるくらい筋力が落ちてしまうには相当な時間が必要ですが、筋力低下の進行はサポーターや固定具では止めることはできず、ただただ筋力が落ちていくだけです。
痛みがある時にリハビリは逆効果かも
私も理学療法士として病院で働いていたことがあります。その時に母指CM関節症の患者さんを見ていた時に思ったのは、痛い時に無理して動かしてしまっている人ほど回復が遅いという傾向にあるなということです。
痛みと言うのは身体からの警告です。それ以上動かすと余計に痛んでしまいますよと伝えてくれているのです。
無理に頑張って親指を使っているよりも、使わずに休ませていたほうが楽になってきますよね?
それなのに、早く良くなりたいからと無理に動かしてしまったり、伸ばしたり揉んだとしても結果はどうでしょうか?何も変わらなければまだしもジンジンと悪化していませんか?
手術を勧められているけど、意味あるの?良くなるの?
母指CM関節症もひどくなると形成手術が適応になります。リウマチなどの過度な変形であれば手術を選択した方が良い場合もあります。
でも手術は極力避けたいですよね。
もしまだ関節が動く状態で手術を選択してしまったら、それに伴って脳からの大切な警告も止められてしまうことに注意してください。
手術後しばらくは快適に過ごせるかもしれません。
しかし、実は脳から「私の身体は肩も捻じれていて血流がちゃんと指の先まで届いていませんよ」と身体の不都合の警告が出ているにも関わらず、その大元を取り除かないで末端だけ手術をしてしまったらどうなるでしょう?
手術後の治りが悪いのはもちろんのこと、再発の恐れや、他のところに痛みや不具合の信号を送り始めてしまいます。
指を良くしても身体の中心が悪いと
手首や肘、肩、首、腰の不具合を訴えてしまうでしょう。もしくはまた指が痛くなってしまいます。
身体の中心部は心臓があり、血液循環の要となっている部分です。その中心部から治していかないと、指に栄養は行きわたらないだけでなく、指の使い方の癖も抜けないからです。
母指CM関節症に手術はいらないまとめ
いかがでしたか?
当然のことながら痛み止めの薬や湿布では回復は期待できません。
手術を行ったとしても、末端まで栄養が行きわたっていない状態であれば、長い目で見てみると失敗に終わる可能性が高いです。
母指CM関節症はあなたの身体の回復機能が正常に働けていない状態なだけです。回復機能を高めるための中心部である首の痛みや肩こり、腰痛をちゃんと調整せず、末端だけを手術したらどうなるでしょう?なんとなく予想は付きますよね。
ご自身のお身体の状態と向き合って、無理のない方法を選択して頂けたらと思います。
この母指CM関節症に手術はいらないを書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
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生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | 全日本オステオパシー協会 日本オステオパシー連合 IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 25年日本オステオパシー協会入会 平成 27年IOAJ入会 平成 28年府中オステオパシー まるちゃん整体院開業 |
趣味 | ピアノ、筋トレ、バドミントン |