【ばね指 へバーデン結節 CM関節症】手のトラブルと女性ホルモンの関係

「40代になってから急に指が腫れて痛くなってきた」
「ばね指が全然治らなくて病院に行っても薬を処方されるだけ」
「へバーデン結節と診断されてエクオールを飲んでいるけど全然変わらない」
「指の問題と女性ホルモンが関係しているって言われているけど本当なの?」

 

40代50代の女性で手が痛くなったり、こわばったり、急に引っかかるようなばね指になったり、しびれたりという症状を経験されている方は多いのではないでしょうか。
調べてみると更年期以降は手の変形が起きやすいと書いてある記事もあって不安という方も多いでしょう。

女性ホルモンが手のトラブルに影響していると考えられていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

当院には病院に行ってもエクオールという女性ホルモンのサプリを処方されて経過観察だったり、ステロイド注射を打たれるだけで一時的に痛みは緩和するもののまたすぐに再発してしまうという方が来られます。

そのような方でも適切な施術を受けることで指の痛みがなくなったり、腫れが引いたり、変形の予防が出来ています。

 

本記事ではそんな手のトラブルと女性ホルモンの関係について解説し、どうしたら手のトラブルを改善していけるかについての考え方もお伝えしていきます。

 

この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
指のトラブルに悩む方を施術し、改善してきた実績がありますので記事の信頼性に繋がるかと思います。

手のトラブルは女性ホルモンの減少が原因?


近年、更年期以降の変形性関節症の原因として女性ホルモンの減少が考えられているという記事を読んだことがある方は多いのではないでしょうか。

本当のところはまだまだ明確な原因は不明なのですが、更年期以降の手指の変形や痛みの原因として女性ホルモンが関係していると考えているお医者さんは多いようです。

その理由として女性ホルモンであるエストロゲンの作用が解説されています。

 

エストロゲンの作用

エストロゲンは骨や関節に作用し、軟骨の強度を上げたり滑膜の腫れを取るような作用があると言われています。
エストロゲンが少なくなることで軟骨がもろくなったり、関節の炎症が治まりにくくなってしまいます。

 

このようにエストロゲンの作用は関節の健康に大きく関わっていると考えられているという研究もあれば、その一方で女性ホルモンの影響が余りないという研究もあります。

 

研究上では女性ホルモンの影響があったり、なかったりというのが現状で大きく個人差があるということも言えるでしょう。

 

女性ホルモンの薬やストロイド剤を注射しても


「手指のトラブルで悩み、色々調べてみて女性ホルモンの影響が考えられるからと病院に行き、エクオールを飲み始めてみたけど、全然指の状態が変わりません。

痛みが取れないというと、今度はステロイド注射を打ちました。一時的に痛みは緩和したもののまたすぐに痛みが再発してしまいました。

医者からは経過観察しましょうとしか言われません。」

 

 

このような経験をされている方は多いのではないでしょうか?

 

 

結局のところ、女性ホルモンを投与したとしても指の状態がなかなか改善していかない方は多いです。

なぜ女性ホルモンを投与しても指の状態が改善しないのか考えてみる必要があります。

 

なぜ女性ホルモンを投与しても指の状態が改善しないのか

結論から言うと、女性ホルモンの影響だけが問題ではないからです。
指にトラブルを抱えている方は指だけでなく身体の他の部位にも不具合を感じている方が多いです。

 

大切なのは指への血液循環


手指のトラブルが長引いてしまっている方は指への血液循環が悪くなってしまっています。
ここでいう血液循環とは大血管のことではなく細かい毛細血管です。

 

血液は指へ栄養を運び、老廃物を回収する役目があります。
その循環が乱れることで、指の骨への栄養が足りなくなったり、老廃物が回収されず炎症が治まりづらくなってしまうのです。

 

なぜ指への血液循環が悪くなってしまうのか。

その原因は体の中心部にあります。
手の指へは手首⇒肘⇒肩⇒肋骨⇒背骨と関節を跨いで中心部につながっています。心臓から送られる新鮮な血液はその逆を辿って手の指にまで送られます。

 

背骨や肋骨、肩など身体にゆがみや捻じれがあったら指への血流も当然滞ってきてしまいます。

 

水道からのホースをイメージしてみてください。
ホースが捻じれていたり、曲がっていたり、つぶれていたら水の勢いも悪くなってしまいますよね。
それと同様のことが体にも起きているのです。

 

指は身体にとって末端ですから、なおさらその影響が色濃く出てしまうのです。

 

自律神経の影響

また指への血流が悪くなる原因として自律神経の影響があります。指への血流を司る自律神経は背骨の胸椎から出ています。
猫背や首に痛みやコリを感じている方は胸椎にもゆがみや捻じれが生じている可能性が高いです。
普段からよく眠れていなかったり、呼吸が浅かったりすると自律神経のバランスが乱れてきます。

 

その結果、指への血管が細くなってしまい、適切な血液供給と老廃物の回収が行えなくなってしまうのです。

 

 

あなたは首・肩が凝っていませんか?
猫背になっていませんか?
身体が左右どちらかに傾いていませんか?
腰が痛くありませんか?
股関節や膝関節は痛くないですか?
よく眠れていますか?
気持ちは落ち着いていますか?
しっかり呼吸は出来ていますか?

 

 

このような精神的な面も含めて身体のあらゆることが指の問題に影響しているのです。
決して女性ホルモンの影響だけではありません。

 

指の状態を改善するために必要なこと


指の状態を改善するためには女性ホルモンを補充することだけでなく多くのことを見直す必要があります。

 

普段から指を酷使してしまっている人は指の使い方を見直してください。
指だけでなく身体全体と自律神経のバランスを整えて、指への良好な血液循環を確保しましょう。
お茶やコーヒーでなくしっかりとお水を飲むようにして身体の体液循環を良くしてあげてください。

 

最低限上記のことをしていけば、自然と指の状態は回復していきます。
身体全体のバランス、自律神経のバランスを良くしていきたいという方はいつでもご相談ください。

この不良姿勢の積み重ねが全身の症状を招くを書いた人

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丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 27年全日本オステオパシー学院卒業
平成 27年IOIAJ入会
ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事
042-302-5447
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