
東京都府中市で股関節が硬く、腰に痛みが出てしまっている方。
「股関節がもともと硬くて腰も痛くなってしまう」「股関節が硬いのは知っているけど、どんなストレッチをすれば良いんだろう。自分に合ったやり方を知りたい」
股関節の固さは、関節や筋・筋膜の繋がりからも腰に多大な影響を及ぼし、腰痛の原因の一つになってしまいます。特に長時間座っている方や運動不足の方は、股関節が硬くなりやすいです。スマホ首と同様に現代病と言えるでしょう。
股関節の硬さがどう腰痛に関係しているのか、どなたでも安全に無理なく股関節を柔らかくすることができるストレッチをお伝えしていきます。無理なく実践してみてください。
股関節の硬さと腰痛の関係
股関節は大腿骨と骨盤(寛骨)によって出来ている関節です。
大腿骨は肩と似ていて球状の形をしているため、非常に大きな可動性を持っています。
そのため、丈夫な靭帯や前後左右からの筋肉によって支えられています。
股関節を動かすための筋肉は大きなものから小さいものまでさまざまにありますが、特に腰に影響を及ぼしてしまいやすい筋肉は腰と股関節を跨ってつないでいる筋肉になります。
代表的な筋肉として、腸腰筋と大殿筋があります。
腸腰筋
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋が合わさって出来ています。大腰筋は腰椎から出ていて大腿骨に付着しています。腸骨筋は骨盤の腸骨から出て、同じく大腿骨へと付着します。この筋肉が固くなると腰の骨が前に引っ張られてしまいます。その結果、腰椎は丸まってしまいやすくなり、丸まった腰椎は痛みを起こしてしまいます。
また、この筋肉が独自にストレイン(緊張)を引き起こして痛みを出すこともあります。
この筋肉が硬いと、股関節を後ろに反らす(伸展)ことに制限が生まれてしまいます。
大殿筋
大殿筋はお尻にある大きな筋肉になります。腸骨から始まって、大腿の外側にある腸脛靭帯と合わさって、脛骨に付着します。大殿筋が硬いとお尻が固くなってしまうので、股関節も固くなってしまいます。例えばあぐらを組むのが難しくなったりします。
靭帯の緊張と乾燥
普段から長時間デスクワークをしていたり、座っている時間が長いと、必然的に股関節を動かさなくなってしまいます。股関節周囲の筋肉が固くなってしまうのはもちろんのこと、股関節を支える靭帯も固く緊張してきて、水分量も乏しくなって乾燥してきてしまいます。
そうなってしまうと腰痛はもちろんのこと、股関節の痛みや変形性股関節症へと発展してきてしまいますので、常日頃から座る時間が長い方は今から伝えるストレッチを定期的に行うようにしましょう。
股関節を柔らかくする簡単にできるストレッチ
それでは、ストレッチを紹介しますが、ストレッチを行う前に必ずストレッチをする時に注意するべきポイントがあります。
こちらの記事にまとめてあるので、行う前に確認するようにしてください。
また、こちらの記事では股関節以外での腰痛に関わる筋肉のストレッチ法も紹介していますので、ぜひ試してみてください。

腰痛に対して効果的なストレッチを紹介しています。
ストレッチの内容も勿論ですが、ストレッチを行う時の注意点をよく確認するようにしてください。
大殿筋のストレッチ
まずは大殿筋からです。
座った姿勢で行いましょう。
腸腰筋のストレッチ
次に腸腰筋です。無理なく行うようにしてください。
股関節はたくさんの筋肉がありますが、この二つの筋肉のストレッチは他の筋肉にも影響を与えます。
まずはこの二つを無理なく行うようにしてくださいね。欲張って色々とやる必要はありません。
股関節が硬くなってしまう習慣の見直し
股関節が硬い方はストレッチを行うのはセルフケアとしてとても良いのですが、ストレッチを行うのと並行して普段の生活習慣を見直してみましょう。座っている時間が長いようならこまめに立って歩いた方が良いです。
足を組んでいることが多い場合は股関節を固くするだけでなく骨盤も歪ませて腰痛に悪いです。
長時間運転しなくてはいけない人はこまめに休憩を取り入れましょう。
日ごろからの習慣を見直すことでも股関節が硬くなりづらく、腰痛にならずに済みます。
まとめ
いかがでしたか?
股関節の硬さは確実に腰痛を招く原因になります。股関節が硬い方、硬くなってしまう習慣をしている方はぜひ、日ごろの習慣を見直しつつ、股関節周りのストレッチを行うことで良い状態を保つようにしてくださいね。