肩こりとストレス【感情と自律神経に伴う血行不良】

「精神的なストレスで肩こりがひどい」「肩が重くて気分も重く、深く息が吸えない」「無意識に力が入ってしまっている肩の力を何とかしたいけど、どうしたらいいの?」

 

東京都府中市で精神的なストレスに伴って肩のこりがひどい方。
肩こりの原因の一つとして「ストレス」が挙げられていますが、ストレスをどうにかしろと言ってもどうしようもないと思われている方も少なくありません。
また、感情的にショックなこと(近しいものの不幸、いじめ、家庭の不和など)があると身体は硬く緊張し、慢性的な肩の重さへと発展していきます。

 

「ストレス」がどのように肩こりに影響してしまうのか。それに伴う身体の変化を解説します。どうしたらそのような状態から改善できるかもお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。

 

「ストレス」と肩コリ


精神的なストレスがあるということは、常に身体は緊張状態にあります。

適度なストレスは生きていく上で必要ですが、長期間ストレスにさらされ続けると身体は硬く緊張してきます。無意識のうちに身体に力が入ってしまっていることに気が付かないことが大半です。

自律神経のバランスが乱れ交感神経が緊張してしまっている状態です。

交感神経が緊張すると、血管が収縮して、血行が悪くなります。だから、肩コリをより一層感じてしまうのです。

ここまでのことはご存知の方も多いと思いますが、実はここから先に起こる身体の変化が重要なのです。

 

「ストレス」に伴う肩こりを異常に感じてしまう身体の変化


「ストレス」に伴い身体が緊張し血行が悪くなるということは、身体にもっと大きな変化を引き起こし、それが肩こりを異常に重く感じてしまう原因になります。

ストレスにさらされた緊張状態を思い浮かべてください。

 

高校・大学受験の時、近しい人が不幸にあった時、職場で上司に怒られる時、、、そんな時あなたの身体にどのような変化が起きますか?

 

いてもたってもいられなくなったり、気持ちが落ち着かなくなったり、不安がずっと続いてしまったり、、、
そんな状態を思い浮かべてください。

 

 

冷や汗をかく
呼吸が浅く早くなる
身体は硬く強張っている
お腹は緊張してギュッと力が入っている

 

この状態が慢性的に続いていると身体は多大なるダメージを受けます。
身体を繋いでくれている筋膜も相当なダメージを負ってしまいます。

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自律神経のバランスは筋膜にもとても影響を与えます。

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深く息が吸えなくなると、呼吸に伴い動く背骨や肋骨、横隔膜の動きが悪くなります。
そうするとその下にあるお腹も固く緊張します。
お腹が固くなり胸郭の動きが悪くなってしまうので、次第に身体は丸まっていきます。
血流・リンパ循環が悪くなり、ますます肩こりがひどくなってしまう。
これが「ストレス」に伴う異常な肩こりの実態です。

 

腹部は太陽神経叢があり、感情と大きく関わっています。

何かショックなことがあった時に腹部が固くなってしまうことは当然の反応なのです。身体が丸まってきてしまうのもいわゆる防御反応なのです。自分自身を守るために身体が行ってくれているのです。

 

腹部の緊張は胃腸の働きを阻害します。丸まった防御姿勢は頭部から出る副交感神経である迷走神経(胃腸への副交感神経)の伝達も阻害しえます。
「ストレス」によって胃腸の働きが悪くなってしまうのは身体の仕組みからも説明できるのです。

 

 

「ストレス」に伴う肩こりを解消するために


「ストレス」をなくすということは不可能です。「ストレス」に順応し、それに対抗しえる身体の状態を目指すということが大切になります。そのためにあなた自身で出来ることを紹介していきます。

 

瞑想

瞑想はあなたの思考を整理し、潜在意識に隠れているものに気づかせてくれます。

あなたが何にストレスを感じているのか、何を常に思考しているのか。
多くの場合、自分自身の思考パターンによって自分をストレス状態においてしまっています。
一旦、その思考パターンをストップしましょう。

 

瞑想と言っても大仰に行う必要はありません。楽な姿勢で座って、静かな空間で一人で行いましょう。
まずは呼吸に集中してください。自分が吸う息・吐く息に意識を向けます。
それと共に身体の緊張を感じましょう。
どこにコリや張りを感じているか。
それを呼吸と共に吐き出すようなイメージを持ってください。

 

これを続けていると、恐らくあなたは他のことを思考しだすでしょう。
それはそれで構いません。あなたがいつも思考しているパターンかもしれません。
あ、何か考えているなと思ったら、また呼吸に立ち戻りましょう。
それを繰り返しているうちに次第に思考のパターンが解消されていきます。

 

初めはうまく行かないかもしれません。それで良いのです。瞑想は目的達成とは無縁です。大切なのは継続することです。1日10分でも20分でも良いので続けると良いでしょう。

 

深呼吸

意図的に、自分の背骨・肋骨・横隔膜をめいっぱい動かして深く息を吸ってみましょう。そして吸った時間の倍の時間をかけて息を吐いてください。
呼吸は私たちが意図して自律神経にアプローチできる方法の一つです。

 

運動

運動も全身を動かし、血流を良くします。気分転換にもなります。運動が苦手という方は散歩でもなんでも構いません。外に出て身体を少しでも動かすことが大切です。

 

オステオパシーによる感情へのアプローチ


オステオパシー整体による感情へのアプローチ法を一つだけご紹介しておきます。
腹部は太陽神経叢があり感情と深く関わったポイントになります。ショックやトラウマなど抱えている方は腹部、さらに細かくいうと腹部大動脈に特有の硬さが出ます。

そこに対してアプローチしていきます。

ショック・トラウマを解消するための手法として古くから伝えられている方法で、フルフォード博士も良く用いていたみたいですね。感情面の解放も期待できます。

 

 

もしあなたが精神的にどうしようもなく辛い状態を抱えていて、身動きができないのであれば、迷わずに人に頼りましょう。信頼できる友人、家族、、あなたは一人ではありません。必ずサポートしてくれる人がいます。

 

まとめ

いかがでしたか?
「ストレス」と安易に言ってもそれが身体に及ぼす影響は多大です。
常日頃から重い肩こりを感じていて息が吸いづらいという方は注意が必要ですね。

その状態が慢性化すると頭痛やめまいなどもっと色々な症状がでてしまうでしょう。

あなた自身を追い込まずに大切にしてあげてください。

 

この肩こりとストレス【感情と自律神経に伴う血行不良】を書いた人

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丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 全日本オステオパシー協会
日本オステオパシー連合
IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 25年日本オステオパシー協会入会
平成 27年IOAJ入会
平成 28年府中オステオパシー まるちゃん整体院開業
趣味 ピアノ、筋トレ、バドミントン
042-302-5447
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