首の付け根が痛い【改善していくための方法を解説します】

「ずっと首の付け根が痛い、、、」

「前に倒しても横に動かしても引きつれているような感じ」

「マッサージやストレッチをしているけど、首の付け根の痛みが取れない」
このように首の付け根の痛みでお悩みではありませんか?
本記事はそんな首の付け根の痛みの原因と解消法、そして痛みがある時にやってはいけないことを解説していきます。

 

 

本記事の内容

1.首の付け根の痛みの原因
2.首の付け根が痛い時にやらない方がいいこと
3.首の付け根の痛みを解消するには?
まとめ

 

 

この記事を書いている私は、オステオパシー歴6年、臨床歴8年。
国家資格である理学療法士を持っていて、病院での勤務経験もあります。

 

1. 首の付け根の痛みの原因

首の付け根の痛みの原因は首だけにあらず


首の付け根の痛みに悩んでいて、右に倒しても左に倒しても前に倒しても後ろに反らせても痛かったり、上手く動かせない。

 

 

そんな場合、「首が悪い!」と思いがちですが、実はそうではありません。

 

 

首の付け根が痛いからといって、そこを伸ばしたり、首の付け根をマッサージしても中々痛みが取れないどころか、逆にジンジンしてしまって痛みが強くなっていませんか?

 

 

首の付け根に痛みが出てしまうのは首だけが問題ではなく、首に負担が掛かってしまっている身体の状態に原因があるのです。

 

だから、いたずらに首を揉んだりストレッチしたところで解消していかないのですね。

 

 

首の付け根の痛みに影響を及ぼしてしまう身体の部分について詳しく解説していきます。

 

 

首に関わる身体の部位

・背骨全体のバランス

首は背骨の一部ですが、まず大切なのが頸椎の下には胸椎や腰椎がつながっています。

 

つまり、頸椎はその下の胸腰椎からの影響をとても受けるということなのです。

 

例えば本来反っていて欲しい腰椎が丸まっていたら、その上の胸椎や頸椎にどのような影響を与えてしまうでしょうか?
逆に腰椎が反りすぎていたらその上の頸椎にも影響が出てしまいますよね。

 

 

・肋骨

首の付け根辺りにある胸椎の一番からは第一肋骨が出ています。

よく肩を揉んでもらって「硬いですね」と言われる部分がここです。

骨を押しているのですから硬いに決まっています。

胸椎と第一肋骨の関節のズレはその周囲の筋肉に緊張を及ぼし、首の付け根の痛みにつながります。

 

第一肋骨に異常が見られる場合、その下の肋骨にも影響がでます。

 

 

・筋膜

背骨には前側に椎前筋膜というように背骨を包む筋膜組織があります。

 

背骨の関節のズレは筋膜に影響を及ぼし、全体的な捻じれとなって身体に現れます。

首の付け根が痛い場合にはこのように全体的な筋膜の捻じれのパターンが影響しています。

 

・頸椎

首の付け根が痛い時は頸椎自体にも関節のズレや筋膜の捻じれがあります。

特に猫背のように丸まった姿勢をしている人が首の付け根に痛みを感じやすいです。

 

頸椎の下の方は丸まり、それに代償するかのように上の頸椎は反らなければいけなくなってしまうからですね。

 

このような状態は首の付け根の痛みだけでなく頭痛も招きます。

 

また、腕への血流や神経の圧迫が出てしまうので、手へのしびれや痛みにもつながりやすいです。

 

 

・骨盤

骨盤の前傾や後傾、回旋の歪みなど、頸椎に影響を及ぼします。

 

もともと頭蓋骨、背骨、骨盤と脳を包む硬膜によって繋がっています。

 

硬膜は背骨の中を通っており、脊髄を包んで守っている組織です。

 

身体の一番深くにある組織になります。

 

首の付け根に痛みが出ている方はほぼ間違いなく、この硬膜自体にも捻じれを伴っています。

 

 

筋肉・筋膜・骨・関節・神経・リンパ

ざっと紹介しただけでも、上記のようにたかが首の付け根だけと言っても色々な身体の部分が関わっているということは理解して頂けたでしょうか?

このような身体のつながりを無視していては首の付け根の痛みというのは解消されるものではありません。

 

次はどのような行為が首の付け根の痛みに関して危険なのかをお伝えしていきます。

 

 

2. 首の付け根が痛い時にやらない方がいいこと

ストレッチ


まず無暗やたらとストレッチをするのはやめましょう。

首には大切な血管神経がたくさん通っています。

身体のつながりを無視して首だけをストレッチしても改善しないばかりか、首周りの筋肉や神経系を痛めてしまう恐れがあります。

 

実際に当院でも自分でストレッチをして寝違えみたいにさらに痛くなってしまったという方がいらっしゃいました。

 

 

マッサージ


首周りのマッサージをしても改善していないということにはお気づきかと思います。

首の付け根の痛みは筋肉をマッサージしたところで改善するようなものではありません。

 

もっと身体全体を見ていく必要があるのです。

 

背骨の後ろや肋骨は直接骨に触れやすい部分でもあります。

骨に触れているので固いに決まっています。

 

その固さを筋肉と勘違いして強く揉みほぐそうとしている人が余りにも多すぎます。

それでは筋肉や組織を痛めてしまうだけで逆効果にしかなりません。

 

ボキボキ

整体でボキボキされることは勿論、自分でボキボキ鳴らすことも厳禁です。

 

首の付け根に痛みがある時は頸椎に悪い癖がついているのはもちろん、身体の他の部分にも様々な問題を抱えています。

 

その状態で頸椎をボキボキすることはハッキリ言って危険です。

 

実際に頸椎に対するボキボキ(アジャストメント)による事故報告は多数あり、厚生労働省からも禁止されています。

 

また、自分でボキボキ鳴らすことも同様に危険です。

 

なぜ危険なのか、ボキボキ鳴らすことがどういうことなのかは以下の動画を参考にしてください。

3. 首の付け根の痛みを解消するには?

あなたのどこが問題を起こしているのか?

首の付け根の痛みと言っても、身体のたくさんの部分が関与しています。

 

あなたにとってどこに問題があるのかというのをしっかりと知る必要があります。

 

当院に来られる方で多いのは
・骨盤
・胸椎・腰椎の歪み・捻じれ
・肋骨の挙上
・鎖骨の位置異常

などです。

 

身体の状態を把握すること

このような身体の状態を把握するのはあなた自身では大変困難です。

 

私も自分で自分の身体の状態を全て把握するのは無理です。

だからこそ定期的に信頼できる仲間に身体をケアしてもらっています。

 

首の付け根の痛みを改善するために一番手っ取り早いのは身体のプロに見てもらうことです。

 

理想をいえば、整体師とかではなくオステオパスの方がいいですね。

 

 

 

放っておくと、、、


首の付け根に痛みが出ているということは相当身体が悪くなっている証拠でもあります。

 

その状態を放っておくと頸椎に負担が掛かり続け、やがて腕や手にかけてしびれが出てきたり、肩から腕にかけて痛みが出てきたりといったように神経根症状が出てきてしまう恐れがあります。

 

ほぼ間違いなく早めにケアした方が改善は早いですし、放っておけばおくほど、変な癖がついて悪化しかねません。

 

私は早めのケアをお勧めしていますし、私自身首の付け根に痛みが出たときは、すぐに仲間に身体をケアしてもらっています。

 

まとめ

いかがでしたか?
首の付け根の痛みの原因には実に様々なものが影響していると分かって頂けたら幸いです。

 

身体の状態を把握せずに間違ったケアをしてしまうと、余計に首を痛めてしまう恐れがあります。

痛い時は、極力何もしないというのが案外正解かもしれません。

 

早く首の付け根の痛みを解消したい方はいつでもご相談ください。

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