2019年11月30日の政府からの発表がありました。
それは花粉症・湿布・保湿剤・漢方薬などの軽症薬が保険適用外になるということです。
え?どういうこと?
それは?困る?
と思われている方も多いと思います。
本記事はそんな方に対して今回の発表を詳しく解説していきたいと思います。
そして、私自身の見解も述べていきます。
本記事の内容
1.花粉症・湿布・保湿剤・漢方薬などの軽症薬が保険適用外に
2.病院に頼らない身体づくりを
3.花粉症の薬、漢方薬に頼らずとも体質は改善できる
まとめ
この記事を書いている私は、オステオパシー歴6年、臨床歴8年。
国家資格である理学療法士を持っていて、病院での勤務経験もあります。
1.花粉症・湿布・保湿剤・漢方薬などの軽症薬が保険適用外に
日本政府の発表
日本政府は30日に市販の医薬品と同様の効果があって替わりが可能な薬は保険の対象から除外する方向で調整に入りました。
現在、市販品は全額負担になっていますが、病院を受診し、処方箋をもらって薬を購入する場合、自己負担は1~3割となっています。
今まで保険がきいて購入できていたものが、今後、保険がきかなくなるようになります。
どのような薬が対象かというと、
花粉症の薬、湿布、保湿剤・漢方薬などの軽症薬になります。
保険が効かなくなるのは何で?
一番の理由は財政の確保です。
現在、市販薬で代替可能な薬剤費は年間で2126億円に上ると言われています(健康組合保険連合会)。
また癌治療で使われる高額な薬によって医療保険の財政を大きく圧迫する原因となっています。
がん治療などの大きなリスクには保険を適用し、
花粉症の薬や湿布、漢方薬などの市販薬でも代替が可能なものについては保険を外して財源の確保に踏み切るようです。
ひとつひとつは小さくても
花粉症の薬や湿布など一つ一つは大きな金額ではありません。
しかしながらそれをトータルすると年間2126億円も保険から賄われていると思うと、あなたはどう感じますか?
例えば、湿布を大量に処方してもらって結局は使わず貯めこんでいたり、
その湿布をもらうために受診する受診料も積み重なればかなりの金額になります。
薬や漢方も処方してもらったけど結局飲まなかったなんてことも多いのではないでしょうか?
以前から無駄と言われていたことが積み重なり、今回の流れになってしまったというのは当然の流れなのだと言えます。
2. 病院に頼らない身体づくりを
病院に頼らない身体づくりを
ここからは私自身の考えです。
花粉症の薬を飲み続けていて、あなたの花粉症は治まっていますか?
湿布をもらいつづけて、あなたの身体の痛みは治まっていますか?
漢方薬を飲み続けて、あなたの不調は改善していますか?
それらを病院に受診して使用し続けているということは、
逆を行ってしまえば、それらでは改善していないということを意味しているのです。
湿布なんて本当に気休め程度の意味しかなく、
使用する必要性はありません。
花粉症の薬も同様で、もし年々花粉症の薬が強くなって使用量も増えているのであれば、何か別の対策をするべき必要があるのです。
軽症薬を常用していることが果たして身体にとって本当に良いことなのかどうかを考えるべきなのです。
病院や医者が絶対ではない
今の時代、病院や医者の言っていることが絶対ではありません。
医者が言っているから正しいという時代は終わっているのです。
例えば、多剤服薬の件もあるように、無駄な受診と無駄な薬を処方するのは医者自身なのです。
それによって様々な副作用に悩まされる方もたくさんいます。
新潟大学大学院医学部教授の阿保徹先生が書いた「薬をやめると病気は治る」という本をご存知でしょうか? ご一読をおすすめします。
もちろん、薬が必要な人には必要になります。
何も全否定している訳ではありません。
ただ、今の医療は薬を無駄に処方しすぎていますし、無駄に受診している人も多すぎるのです。
薬に頼らない身体の力はあなた自身に備わっている。
もともと人の身体には免疫機能が働いています。
自然に治る力があります。
薬の常用はその力を弱めてしまいます。
もちろん、今すぐやめろと言われても、精神的にも不安でしょうし、中々やめれないと思います。
でも、少しずつ、少しずつでいいから薬に依存することから離れていくことをしていきませんか?
これから医療費の削減のために、今回の発表のように軽症薬の保険が効かなくなるなどのことが起きていますが、まだまだ病院では薬を大量に処方しています。
あなたは病院に通って薬漬けにされたいですか?
それとも、そうではないあなた自身の身体に備わっている力で健康になりたいですか?
3. 花粉症の薬、漢方薬に頼らずとも体質は改善できる
今回の政府の発表がヤバいと思っている人ほどヤバい
それはあなたが薬に依存していることを示しています。
そして、無駄な診療を受け続けてきたうちの一人だという自覚を持ってください。
政府への批判をする前に、まず自分自身の考え方や身体に向き合うようにしてください。
花粉症の薬、漢方薬に頼らずとも体質は改善できる
花粉症の薬や漢方薬に頼らなくても体質は改善できます。
花粉症を改善していくための秘密があります。
ここでは余り多くは書きませんが、やはり全身の体液循環、脊柱のバランス、そして肝臓・腎臓・胃腸などの排泄の働きの正常化に花粉症改善のヒントがあります。
実際に当院でも、花粉症や肝機能の異常、副鼻腔炎、アトピー性皮膚炎、女性特有の症状など、これらの症状が主訴ではなくても、施術を重ねることで改善が認められています。
まとめ
花粉症薬・湿布・保湿剤・漢方薬などの軽症薬が、今まで病院を受診し処方箋をもらえば保険内で購入できていたものが、今後保険適用外になっていきます。
無駄な診療と無駄な薬の費用が積み重なってきた結果、財源が圧迫し、本当に必要な人に必要な治療が提供できなくなる恐れがあるからです。
この政府の発表を聞いて「どうしよう」と思っている人ほど薬や湿布に依存している傾向があります。
薬や湿布はあなたを本当の改善には導いてくれません。
そうではなくてあなた自身に備わっている力で薬に頼らない身体にしていくことが大切です。