内臓の疲労は不定愁訴や身体の痛みを招きます。
世間的に余り認知されていませんが、内臓の疲労や機能低下によって「頭痛、首コリ、肩こり、腰痛、背部痛」などの身体の様々な部位の痛みや不定愁訴(病院に行っても原因不明の不調)を発生させます。
当院では内臓の調整にも力を入れております。
疲労や機能低下を起こしている内臓を本来の正常な状態にすることで、「早期改善」を実現させています。
内臓が原因で発生する症状
内臓の疲労や機能低下は身体に様々な不定愁訴(医療機関では原因不明とされる不調)や痛みを生じさせます。
1、痛みやしびれ、筋肉の緊張
内臓の疲労や機能低下が起こると「内臓体性反射」という現象が起きて、特定の身体の筋肉を緊張させてしまうことが分かっています。
その結果、局部の筋肉の緊張が身体をゆがませ、痛みやしびれとなって出始めます。
痛みやしびれがでる場所は内臓によって異なりますが、代表的なものは以下の通りです。
内臓体性反射の例
肺 | 首、背中、肩甲骨両側 |
---|---|
心臓 | 首、背中の真ん中やや左、胸、左肩、みぞおち |
肝臓 | 右側の首・肩・肩甲骨・背中 |
小腸 | 腰、下腹部、お尻 |
子宮・卵巣 | 腰、下腹部、お尻 |
腎臓 | 両側の腰、背中、お尻 |
2、様々な不調(不定愁訴)と関連している臓器
不調 | 関連する内臓 |
---|---|
慢性疲労症候群、うつ病、自律神経失調症 | 甲状腺、肝臓、胃腸、副腎など |
喘息、息苦しい、動悸・息切れ | 肺、気管、心臓、肝臓 |
胃腸の不調、膨満感、下痢・便秘 | 胃、小腸、大腸、十二指腸、肝臓、胆のう |
生理痛、生理不順、子宮の不調、不妊、更年期障害 | 子宮、卵巣、甲状腺など |
免疫力低下、風邪を引きやすい | 小腸、脾臓 |
花粉症、アトピー | 肝臓、小腸、腎臓 |
内臓の疲労や機能低下を起こしてしまう原因
内臓は自律神経のコントロールのもと24時間休むことなく働いています。
運動をすると筋肉が疲労するのと同じように内臓も過度に働きすぎると疲労が溜まり、機能低下を起こしてしまいます。また、骨格のゆがみや生活習慣、食生活、メンタル的なストレス、化学物質も内臓が疲れてしまう原因となります。
内臓の疲労や機能低下を生じさせる原因で代表的なものは以下の通りですが、原因は一つだけでなく、複数の原因が重なっていることが多いです。
骨格のゆがみ
骨格がゆがむと内臓の位置関係がズレてしまいます。位置がズレると内臓自体が圧迫されてゆがんでしまうことは勿論のこと、血流が悪くなってしまい、内臓へ十分な栄養補給と老廃物の排泄が出来なくなってしまいます。その結果、徐々に内臓の機能低下を招きます。
メンタル面のストレス
長期的なストレスが続いてしまうと自律神経やホルモンバランスが乱れてしまいます。
自律神経やホルモンによって内臓の働きはコントロールされています。司令塔が乱れてしまうことは当然内臓の働きにも影響が出ます。
食生活
暴飲暴食、アルコール・タバコは内臓に大きな負担を与えてしまいます。
糖質の摂り過ぎも良くありません。また食品添加物が多く含まれているものを取り続けていると内臓へのダメージが積み重なります。
化学物質
大気汚染、黄砂や花粉、PM2.5、建物に含まれている種々の有害物質、化粧品や医薬品など身近にあるものでも有害な化学物質も内臓にダメージを蓄積させます。
「未病」の状態の方が多い
内臓の疲労や機能低下が起こっていて、なんだか不調を感じているけど、病院の検査では異常が見つからないという方が多いです。
このような状態を「未病」と言います。西洋医学的な検査で異常はなくても内臓が疲労し機能低下を起こしているため身体に様々な不調を起こしている状態です。
高脂血症、糖尿病、高血圧などの初期も「未病」の1つと言えます。
「未病」という考え方は徐々に普及してきてはいますが、まだまだ理解されていない部分もあります。そのため、未病状態の方は医療機関に行っても「異常はありません」「気のせいではないですか」「自律神経が悪いのでしょう」と済まされてしまう方が多いようです。
当院では内臓の働きが正常化できるように施術を行うことで、身体が持っている本来の元気な状態に回復させていきます。
内臓の疲労や機能低下を改善させる方法
当院では疲労や機能低下を起こしている内臓の部位や状態に応じて、最適な手法で施術を行います。
内臓をグイグイ押すような施術ではなく、軽く触れて自然な働きが回復するように行う施術です。
数多くの臨床経験で培った触診技術により、効果が上がるように日々改良しながら施術を行っています。
・オステオパシーの内臓に対するアプローチである内臓マニピュレーション
・脳を元気にすることで自律神経・ホルモンバランスを整えるクラニアルセラピー
施術の様子
肝臓への施術