
「産後8ヶ月たつけど、最近足の付け根と恥骨が痛い事がある」
「骨盤ベルトをして大分回復したけれど赤ちゃんを抱いたりすると夕方には恥骨に痛みが、、、」
「病院に行ったけど、レントゲンで異常はないし、湿布や電気を当てて終わりになってしまう、、、何か良い方法はないのかなぁ」
子どもが泣き止まずに抱っこの時間が長くなってしまって腰や股関節に負担がかかってしまうなど、産後に恥骨痛や足の付け根の痛み(股関節痛)でお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。
ネットで調べてみると骨盤ベルトが良いと書いてあって、実際につけてみたけど、少し良い感じはするけどすぐに痛みがぶり返してしまう。
病院に行ってレントゲンを撮っても骨に異常はないと言われ、湿布や痛み止めの薬を出されて終わり。
色々と試してみたけど中々痛みが取れずにお悩みの方は多いようです。
まるちゃん整体院では症状が出ている恥骨や股関節の悪さと、恥骨や股関節に負担がかかってしまう身体全体の状態を見てアプローチしていきます。
育児や仕事、旅行も当たり前に出来ていたことの身体に戻ることができます!
本記事ではそんな産後の恥骨痛・足の付け根の痛みの原因や当院の考え方について解説していきます。
産後の恥骨痛・足の付け根の痛みでお悩みの方は参考にして頂けたら幸いです。
この記事を書いている私はオステオパシー歴7年、臨床歴9年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
産後の不調でお悩みの方を改善してきた実績もありますので記事の信頼性に繋がるかと思います。
恥骨痛・足の付け根の痛みの原因
妊娠中に、胎児の成長に伴って子宮も大きくなります。
その影響で骨盤を形成する関節(仙腸関節や恥骨結合)が引き伸ばされることになります。
また、分娩時には狭い産道を通ってくる赤ちゃんのために、恥骨が合わさっている部分(恥骨結合)も少しだけ開き、赤ちゃんが出てくることを助けます。
このような体の変化は、産後徐々に戻っていきます。
しかし、中には骨盤周りの骨や関節を支える筋肉や靭帯が余りにも伸ばされすぎてしまっていたり、骨のつなぎ目(関節)が離れてしまうと、戻りが悪くなってしまうことがあります。
その結果、産後に恥骨の合わさり目(恥骨結合)や、骨盤の後ろ側にある仙腸関節に痛みが出てしまうことがあると言われています。
赤ちゃんを長時間抱っこしていたり、ゆらゆら揺らす動作をすると、身体を支えるための負担が骨盤にかかってしまいます。また、生理時には骨盤内の血流が悪くなってしまうため痛みが増すことがあると言われています。
このような方は産後に恥骨痛・足の付け根の痛みが出やすい
当院に来られる方でも、産後に恥骨痛や足の付け根の痛みが出てしまう方は以下のような方がなりやすい傾向にあります。
・妊娠前から腰痛を持っていた
・もともと生理痛がひどいタイプだった
・普段から肩コリや首こりがひどい
・頭痛も頻繁に起こしていた
・よく足を組んで座る癖がある
・カバンをいつも片方にばかりかけて持っている
・足のむくみが気になる
・冷えがひどい
このような方の場合、妊娠・産前からもともと身体がゆがんでしまっている可能性があります。そのため、出産という身体の変化に耐えきれずに身体がもとの状態に戻りづらくなってしまっている方が多いです。
恥骨痛・足の付け根の痛みを招くからだのゆがみ
骨盤
恥骨痛が出ている場合、恥骨の合わさり目(恥骨結合)がズレてしまっている方が多いです。
恥骨結合は上下前後にズレやすい傾向があります。
恥骨結合は骨盤の前にある唯一の合わさり目(結合)です。
そのため、骨盤全体にかかるストレスやねじれなどの歪みがもろに影響する部分とも言えます。
腰の骨(腰椎)
恥骨に問題が出ている場合、最も影響を受けるのは腰椎です。
オステオパシーでは恥骨の痛みと腰の骨は関連していると考えられています。
恥骨痛がある場合、もともと腰痛やヘルニアをお持ちではありませんでしたか?産後に腰痛が悪化したりはしていませんか?
腰の骨のゆがみは骨盤に影響を与え、恥骨結合をズレさせてしまいます。
股関節
骨盤の寛骨には股関節があります。
骨盤のゆがみは股関節に影響を与えます。
また、腰の骨から股関節に関わる筋肉が伸びており、腰・骨盤・股関節と3つとも身体にとって関係が深いです。どこか一つが悪さをしてしまうと残りの部分にも影響してしまいます。
産後の恥骨痛・足の付け根の痛みに対しての整体
上記したように産後の恥骨痛・足の付け根の痛みが出てしまっている場合、体の複数か所に問題部位があります。
恥骨結合のズレは数ミリです。
恥骨結合がズレていると言われるととても不安になってしまう方も多いかと思いますが、問題を起こすズレと行ってもわずか数ミリです。
恐らく一般の方には気付けないかもしれません。
しかし、そのわずか数ミリが重要なのです。上下・前後どのようにズレてしまっているのかをしっかり把握する必要があります。
仙腸関節の可動性は最大でも3ミリ程度です。
1~2ミリ程度のズレでも痛みが出る繊細な関節です。仙腸関節も恥骨結合もとても繊細な関節です。
無理に力を加えても正しい位置に戻ることはありません。逆に壊れて痛みが悪化してしまうこともあります。
骨盤矯正と称してむやみにボキボキひねることは実は恐ろしいことなのです。
産後の恥骨痛・足の付け根の痛みでお悩みの方は仙腸関節も緩んでしまっている
なるべく余計な刺激が入らないようにソフトに施術していくべきです。
当院では体全体を見ながら、痛みのないソフトな施術で骨盤や腰、体全体の状態を整えていきます。体のバランスが整うことで股関節や骨盤にかかる負担も減っていきます。
ダメージを受けていた部分が修復し、恥骨や股関節の痛みもなくなっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
産後に恥骨痛・足の付け根の痛みなどの体のトラブルに悩まされている方はたくさんいらっしゃいます。病院や骨盤ベルトを試してみたけど、なかなか改善しないという方は体にたくさんの問題部位が隠れているかもしれません。
早めに改善して、元気に子育てや仕事に頑張れる体になれると良いですね!
この産後の恥骨痛・足の付け根の痛みを書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
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生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | 全日本オステオパシー協会 日本オステオパシー連合 IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 25年日本オステオパシー協会入会 |