実は危険な○○整体。危険な症状と整体法を解説

整体を受けたけど、何が良いんだろう?

 

「ボキボキ鳴らす整体は危険ってよく聞くけど、実際はどうなんだろう?」
「この症状(部位)は整体受けないほうが良いみたいなのってあるの?」
「安心して整体を受けたい」

 

そんな不安にお答えします。

 

結論から言ってしまうと骨や関節をボキボキ鳴らすような整体というのは大きく危険を伴います。

中には腕の良い施術者もいますが、ボキボキする調整を的確に行うためには力加減や体が損傷してしまう領域を熟知し、尚且つ経験も重要です。

 

施術者によって当たり外れが大きく、いくら上手い人だといっても行くたびに毎回首や背骨をボキボキ鳴らされているようであれば、それは決して良いものとは言えません。

 

体にとって安全を取るのであれば、間違いなくボキボキしない整体を選ぶと良いでしょう。

 

マタニティ整体やヘルニアなども同様です。

 

本記事ではこんな整体は危険、こんな症状の時に危険な整体だということと、どのような整体を選べば安全なのかを解説していきます。

整体選びにお悩みの方はぜひ参考にして頂けたらと思います。

 
この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
医学的知識を有し、オステオパシー・ドクターから継続的に学んでいるので記事の信頼性に繋がるかと思います。

なぜボキボキ整体が危険なのか


体が歪んでいると、骨の位置がズレているという気がしますか?
だから矯正でボキっと戻すことで良くなるというようなイメージがついてしまっているかもしれませんね。

 

ボキボキする整体はあちこちに

カイロプラクティックが代表的かもしれませんが、テレビやYouTubeでもボキボキする動画っていうのはもてはやされていますよね。
ボキボキする整体はたくさんあって、整骨院やマッサージ、揉みほぐし整体など多くのところで行われています。

しっかりと学び、技術と経験を持ってボキっと鳴らす整体(スラストテクニック)を行っているのであれば体を痛めることも少ないでしょう。

 

ボキボキ整体が危険な理由

ボキっと鳴らす整体はオステオパシーのテクニックでスラスト法と言います。整体技術として体系化されていますが、スラスト法を行う目的は関節の可動性を上げるために行うためであり、ズレを戻すというものではありません。
骨の位置が正しい位置に戻るかどうか議論の対象になっていますが、いまだに科学的根拠は乏しいようです。

 

首にボキボキするときは大きく首を捻ってボキっとやっていますよね。首は大事な神経や血管が豊富で脳との連結が直結しています。上手くやれればいいのですが、そんな首を大きく捻ってボキっと鳴らすとその衝撃によって血管や神経を損傷してしまう恐れがあります。

 

ボキっと鳴らされて頭痛がひどくなった、気持ちが悪い程度で治まれば良いのですが(それでもだめですけど)、それ以上に脳出血による死や脊髄損傷によって体が麻痺してしまう事故も報告されています。

実際整体や整骨院ではボキボキ整体による事故は多く報告されていて、厚生労働省からはスラスト法は禁止通達されています。

 

医業類似行為に対する取扱いについて|厚生労働省

 

あなたはそれでもボキボキ整体を受けますか?


これだけ危険なことが分かっているのに、テレビやYouTubeではボキボキ整体がもてはやされています。それはいかにもボキボキされることが良いかのようなイメージ付けがされてしまっているからですね。
また動画で見ると派手さもあって、見ごたえがあるのでしょう。

ですが、その実態は厚生労働省からも通達されているように大変危険な整体です。
ただのパフォーマンスに過ぎず、本当にあなたの身体のことを考えて行われるものではありません。

 

「おれはうまいから大丈夫」と思っている施術者もいますが、そういう人ほど危ないです。
例えるなら、車の運転で「おれは運転に自信があるから大丈夫」と言っているようなものです。そういう人ほど危ないですよね。

 

「万が一」を考えないで整体を行う施術者ほど危険なものはありません。
いくら勉強や経験を重ねて技術が熟練していたとしても「万が一」というのは起こります。100%安全ということはありません。

そんな危険な整体に自分の大切な身体を晒すのは怖いと思いませんか?

もっと安全で効果的な方法はたくさんあります。

 

 

こんな症状で整体は危険?


体が辛くて整体を考えているけど、何が良いのか分からなくて正直困っていませんか?

 

整体の安全性が疑われる2つの症状

よくこれらの整体は本当に安全なのか心配な方も多いので解説していきます。

椎間板ヘルニアへの整体の危険性


椎間板ヘルニアは以前から手術は必要ないと医学界でも発表されていますよね。そのため、整体や整骨院に駆け込む方が増えてきています。

背骨の間の椎間板が出ていて、神経を圧迫しているから痛みやしびれが出ている。じゃあ、ボキっと背骨を調整して固い腰をマッサージしよう!

 

これは絶対にNGです。

ヘルニアにボキボキ整体や強い刺激は論外

ボキボキする整体法(スラストテクニック)をしっかり学んでいれば、ヘルニアに対してスラスト法は禁忌であることは知っています。

 

できるだけ腰には触らずにヘルニアに至った原因を解消してくれる施術者が安心です。
女性で多いのが骨盤のゆがみや足の硬さが原因になっていることが多いです。
普段から脚を組んで座っていませんか?片方の足に体重をかけていませんか?

 

妊婦・マタニティ整体の危険性

赤ちゃんのためにいいお産を迎えたいと思って色々備えておきたいですよね。

そこでマタニティ整体を受けようとお考えの方も多いかと思います。
ですが、このマタニティ整体も注意が必要です。

 

骨盤に直接刺激が入ってしまうと子宮口が開いてしまう恐れがあります。
また足部のマッサージもNGです。
足のむくみを流す施術や足つぼを受けると一時的に血流が良くなりすぎて、妊娠中毒症といってお腹の中の赤ちゃんが高熱を出してしまったり、アトピーやアレルギー体質で生まれてきてしまうこともあるそうです。

 

信頼できる知識や技術・経験を持っている施術者だと安全に母体を調整して腰痛やつわりなどを改善してくれますし、赤ちゃんにとっても安全です。

 

じゃあ、安全な整体ってどんな感じ?


ストレッチ、マッサージ、カイロプラクティック、リンパドレナージ、色々調整法はありますよね。

実は刺激が強ければ強いほど、無理に身体を壊してしまう危険性があります!

例えるなら、やりたくないのに無理強いされるとの同じ感じでしょうか。子供に「勉強しなさい!」と言ってもしないですよね。無理にさせたところで身に付くわけでもないし、かえって反発したりと大変です。

それと似たような感じが体でも起こります。
歪んでいるからこっちに動け―!固まっているからやわらかくなれー!と無理に矯正しようとしても身体は言うことを聞きません。
なぜなら、今は歪んでいる状態、固まっている状態の方が体にとっては居心地がいいからなんですね。

 

優しい調整法と原因への整体が改善への近道

筋肉は強い刺激を受けると逆に緊張して固まります。一種の防御反応です。
筋膜は形状記憶の作用があり、無理に筋膜を伸ばしたところでまた戻ります。

 

筋肉が緊張せず、筋膜の歪みの戻りが少なくなるように調節する必要があります。
筋肉が緊張を起こさずに緩みほぐれる解剖学的なポジションがあるので、施術者がその位置にゆっくりと身体を操作する整体。これが筋肉にとって安全です。

 

そして筋膜の歪みを優しく触れてゆっくりと解消していく整体。このような技術を持っている整体が一番安全ですし、受けていて心地いいです。

 

体の痛みやコリ、不調は「結果」であって「原因」ではありません。
症状ばかりに注目してしまうと改善を遠ざけてしまいます。
辛いところを触って欲しいとは思いますが、本当に改善するには体全体を見て原因を探す必要があります。

 

しっかりとあなたの体全体を見て優しく調整してくれる施術者だと安心ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?
ボキボキする整体はテレビやYouTubeの動画などで良いようなイメージがありますが、実はとても危険な行為なんです。
ヘルニアやマタニティ整体も施術をしてはいけないというよりも、その整体方法や施術者の知識・技量によって危険と安全が大きく分かれてしまいます。
ヘルニアへのボキボキ整体は論外ですけども。

ヘルニアやマタニティ整体も本当につらい症状が整体によって改善することもありますし、私自身とても良いものだと感じています。

商売目的の施術者はあなたの心に寄り添うこともせず、ただ自分の理屈や理論を押し付けられてしまうかもしれません。

試しに話をしてみて、自分が安心できるのか。納得できるのか。それらを基準にして判断すると良いかもしれませんね。良い施術者に出会えることを願っています。

ちゃんと原因が知りたい、しっかり体を治したいと思う方はいつでもご相談ください。

この実は危険な○○整体。危険な症状と整体法を解説を書いた人

プロフィール画像

丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 27年全日本オステオパシー学院卒業
平成 27年IOIAJ入会
ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事
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