
「病院に行っているけど、薬ばかり増えて全然逆流が治らない」
「逆流性食道炎になったら一生付き合っていかないといけないの?」
「薬以外で何かいい方法はないかなぁ」
病院の投薬治療を続けていても症状が抑えられず、さらに不眠や精神的な落ち込みの症状もきたしてしまう逆流性食道炎は、体の中がおかしくなってしまって発生する症状です。
薬を飲んでも改善が見られず、薬の量ばかり増えていませんか?病院で一生付き合っていかないといけないと丸め込まれていませんか?
逆流性食道炎は猫背や背中が丸まってしまう作業、座って長時間のぞき込むような手作業などが積み重なって、肩コリや腰痛、悪い姿勢などをごまかし続けていることで逆流性食道炎に発展している可能性があります。
(大体の場合、みなさんこれが原因なのですが、、、)
その身体の状態を正しくしてあげれば自然と逆流性食道炎の症状も治まってきます。
本記事では、整体が病院での投薬よりも逆流性食道炎に効果的だということや、逆流性食道炎がどのようにして起こってしまうのかについて解説していきます。
あなたが考えもしなかったことに改善方法が見つかるはずです。
もしあなたが内科・胃腸科・消火器科などの病院に通院していても薬ばかり増えて逆流性食道炎の改善が見られないのであれば、参考にしてください。
この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
医学的知識を有し、オステオパシー・ドクターから継続的に学んでいるので記事の信頼性に繋がるかと思います。
本記事の内容
逆流性食道炎はどうやって起きる?
逆流性食道炎は、何らかの影響で胃と食道の間にある「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」という筋肉が緩んでしまうことで起きると言われています。
胃酸が食道へ逆流しやすくなってしまうことで、胸やけ、げっぷ、咳、喉の違和感、呑酸などの症状が現れます。
なんで下部食道括約筋が緩んでしまうのか?
医学的になぜ下部食道括約筋が緩んでしまうのかは分かっていません。ですが、下部食道括約筋が緩んでしまう条件は分かっていて、以下のようなことが挙げられています。
・就寝3時間前の食事
・脂っぽい食事、過食
・ビールなどのアルコール
・タバコ
・便秘
・浅い眠り
・血圧の薬の影響
・ストレス
普段の食生活などの生活習慣が大きく影響してしまうことが分かっています。
逆流性食道炎が起きてしまう身体
逆流性食道炎と言われると食道が炎症を起こしているのが原因!と考える方が多いですが、炎症が起きている以前から身体はどんな状態だったかを考えてみる方が改善に結びついてきます。
人体には横隔膜(おうかくまく)という呼吸のための大きな筋肉があります。
横隔膜は肺・心臓と肝臓の間にある呼吸筋で、そのなかを食道裂孔(しょくどうれっこう)という食道が通る穴が開いています。
横隔膜の働き
息を吸ったときに横隔膜は下にさがり、胸の広がりを大きくし、息を吐くときにはドームを描くよう上がって、胸の広がりを小さくします。この繰り返しによって私たちは呼吸を行っています。
横隔膜に接触する臓器
肺、心臓、大動脈、肝臓、胃、十二指腸、脾臓、場合によっては大腸の一部も含まれます。
もし、横隔膜が悪い姿勢の影響で固くなったり、捻じれてしまったらどうなるでしょう?
また、食べすぎや添加物によって食道を痛め続けてしまうとどうなってしまうでしょう?
① 横隔膜の穴が正常に収縮せず広がりヘルニアを起こす
② 食道から胃の入り口になる噴門(ふんもん)部が常に広がってしまい、胃から食道への胃酸や胃の内容物の逆流を防げず、逆流してしまい食道炎になってしまいます。
逆流を引き起こしてしまう食道裂孔ヘルニア
横隔膜の食道が通る穴である食道裂孔が広がってしまい、横隔膜から胃が突出してしまう(ヘルニア)ことを食道裂孔ヘルニアと言います。
胃と食道の仕切りが不完全になってしまいます。
乳児や50~60代に多く、胃の変形や奇形、肥満、背骨の後湾などが問題になります。
無症状の方もいるみたいですが、ほとんどの場合、飲み込み困難、頻繁なげっぷ、胸の痛み、嘔吐、呼吸困難、膨満感、頻脈、動悸を訴えます。
逆流性食道炎への整体による症状の改善、横隔膜を含む筋筋膜への施術
広がってしまった横隔膜の穴である食道裂孔ヘルニアと胃の食道括約筋がしっかりと働くように横隔膜周囲の筋筋膜の捻じれ・緊張を解消し柔軟性を改善していきます。
肩・首・背中のコリ・痛み、筋肉の過緊張が呼吸機能の低下を招きます。
逆流性食道炎の改善のために食事や生活習慣の改善も必要ですが、胃酸が逆流しなくなるためには横隔膜の本来の機能を取り戻す必要があるのです。
呼吸には胸郭と言われる背骨や肋骨を含めた骨格、斜角筋や肋間筋、横隔膜などの筋筋膜が複合して作用しています。
悪い姿勢やストレスなどで筋筋膜が緊張し、呼吸筋や関係する関節の柔軟性が失われてしまうと呼吸がしづらい状態になってしまいます。
横隔膜も自然と動きが悪くなり、腹部大動脈を圧迫し血液循環も妨げます。
血流が正常に供給されないため、さらに硬さが増してしまうという悪循環になってしまいます。
深呼吸をする時は本来であれば、自然と背筋が伸びて大きく息を吸えますよね。
でも、それができなくなってしまうんです。胸周りの動きが悪くなってしまい、横隔膜が固く動きが悪くなってしまいますので、自然と呼吸が浅くなります。
横隔膜が固く動きが悪くなってしまうと、食道が通る横隔膜の穴をしっかりと絞めれず、緩みっぱなしになります。
さらに慢性的に肩こりや首の痛みを感じている方は、横隔膜の神経が出ている頸椎にゆがみや捻じれがあり、横隔膜に対して適切な神経の信号を送れていないため、横隔膜の働きも弱くなっている可能性があります。
骨格の不正列を整え、呼吸や姿勢を正常化し、症状の改善を目指します。
呼吸に関係する肋骨・背骨などの関節、肩周りの筋肉を整えることで、横隔膜が正常に働くようにしていきます。
大動脈への圧迫を解消し、血液循環を促すため、広がってしまった横隔膜の穴を正常に締める力が戻ってきます。
逆流性食道炎になってしまっている方は姿勢が猫背のように丸まっている方が多いです。
顎が前に出ていて、両肩とも巻き込みやすくなっています。
肩で呼吸をするような姿勢になっていて、見るからに辛そうな状態です。
まずは背骨からしっかりと良い姿勢を保てるように、独自の筋膜リリーステクニックでゆがみや捻じれを解消し、無理せず柔らかく良い姿勢を保てるように変化させます。
良い姿勢というのは呼吸が深く出来る姿勢です。
その状態を保っていけば、自然と胃酸の逆流もなくなっていきます。

全身を包む筋膜の捻じれや硬さを解消する手法です。
普通の筋膜リリースのように無理に伸ばしたり押したりすることはありません。
痛みやしびえ、自律神経の不調など長期的な身体的ストレスにさらされている人は、筋膜自体も乾燥し固くなり、傷つきやすい状態にあります。
そんな状態の筋膜を傷つけることなく、当院独自のソフトな手法で優しく捻じれや硬さを解消していきます。非常に穏やかな手法で受けていて「とても気持ちいい」と言われる方も多いです。
逆流性食道炎と整体まとめ
いかがでしたか?
逆流性食道炎は問題が起きている炎症部位だけに目を向けがちですが、本当の原因はそうではなく、逆流してしまう身体の状態にあるのです。
しっかりと呼吸できる身体にしていく。これこそが逆流性食道炎改善のために必要なことです。でなければ、いくら薬を飲んで症状を抑え込んだとしてもまた再発してしまうでしょう。
薬を飲んでもなかなか症状が改善しない、薬の量ばかり増えて困っているという方は一度ご自身のお身体のことを見直してみると良いかと思います。
お悩みの方、しっかり改善したいと思う方はいつでもご相談ください。
この逆流性食道炎には整体を書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
---|---|
生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 27年全日本オステオパシー学院卒業 平成 27年IOIAJ入会 ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事 |