
先日YouTubeでこのようなコメントを頂きました。
「わかってはいるけど、直せない自分いました、どうにかして、痛みとりたい、元気な自分になりたいばかり。 ひいてみる、難しい。やるしかないものね、丸山先生はできてるんですね」
コメントを頂いた動画の内容は身体の回復を邪魔する思考パターンということで、考え方が身体の回復を妨げてしまう、それらは全てマインドの影響だということ、そしてマインドから一歩引いて観察してみましょうということを話した動画でした。
ですが、上記のコメントのように身体を治したくて治したくてそこにこだわってしまうと思うような結果も得られない方もいらっしゃいます。
私自身も、始めから自分のマインドを観察できていた訳ではありません。
マインドという概念すらありませんでした。
身体のことを勉強しているうちに学びを得て、実践していってようやく少しずつ自分のマインドについていかないということが出来るようになってきているくらいです。
今でも油断すればすぐにマインドに取り込まれます。
そうならないように日々瞑想をしたり、良書を読んで学んでいます。
今回は少しマインドの性質やマインドから一歩引くための助けになる方法をお伝えします。
同じようにマインドから引くということが難しいと感じている方に参考になれば幸いです。
この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
医学的知識を有し、オステオパシー・ドクターから継続的に学んでいるので記事の信頼性に繋がるかと思います。
因みに私の名前は丸山でなくて丸井です(笑)
本記事の内容
最初からマインドを観察できる人は少ない。
生まれた時からマインドを観察して、マインドに取り込まれないように生きられる人なんてほとんどいません。イエス・キリストや名のある聖者くらいでしょう。
生きていく中で早い段階からそのことに気づける人や死ぬまで気づかない人もいます。
私自身の経験ですが、私が腰痛・ヘルニアで苦しんでいた10年以上マインドに支配されてきました。
自分が気にくわないことがあるとすぐにイラついたり、食って掛かったり、文句や不平・不満を言ったり、まるで脊髄反射のように反応していました。
オステオパシーに出会い、自分の身体が変わり、学びを深めていくと人間の身体は肉体だけでなく多くのことが絡んでいることを知りました。
瞑想をしっかりと学ぶためにイタリアに行ったこともありました。
本を読み、瞑想をし、身体のことを学び、その積み重ねによって今の私があります。
今でも気を許せばすぐにマインドに取り込まれてしまいそうになることもしばしばですが、以前よりも大分自分自身をコントロール出来ているし、何よりイラつかなく、怒りっぽくもなくなりました。
理学療法士の学生時代の私を知っている友人からすると大分人が変わったように見えるみたいです。
あなたがすぐにマインドを観察することが出来なくても大丈夫です。
完璧を目指そうとしないでください。
それもまたマインドの罠になってしまいます。
人と比べたがるのもマインドの罠
人と比べたがるのもマインドの性質です。
人と比べることであなたに何の利益があるでしょう。
あの人より私の方がすごい、あの人には敵わない、あの人はできるのに私はできない、、
このように人と比べることで自分が優位に立ったり、逆に劣等感や自分を卑下することになります。
それこそがマインドがしたいことなんですね。
優越感に浸れれば勝ち誇ったようで気持ちが良いでしょう。
人を支配しないと気が済まない人は常に自分が優位に立っていないと落ち着かず不安やイライラを募らせてしまいます。
逆に劣等感にさいなまれてしまう人はいわゆる自己憐憫となり、自分は弱くて可哀そうな存在だと思い込むことで自分の存在を確立しようとします。
人と比べる先にある感情や思考が、マインドが求めているものです。
そこにはまってしまえば、マインドの思い通りになってしまいます。
相手より優位に立ってあなたに何の得があるでしょう。
自分を憐れだと思い込んであなたに何のプラスになるのでしょう。
どちらも意味のないことです。
今回のコメントのように「丸山先生はできてるんですね」と私と比べてしまっています。
ですが、あなたにとって私が出来てようが出来ていまいが何の関係もありません。
人と比べてしまっている自分がいる。まずはそこに気づきましょう。
そして比べることで自分は何を求めているのかを観察してみてください。
そこで出た感情や思考を手放してみてください。
マインドはあなたのエゴ
「マインドを手放したら私は私ではなくなってしまう」
このように言う方もいます。
私のマスターはその質問に対してこう言っていました。
「あなたがマインドを掴んでいたいなら掴んでいればいい。そんなことは私には何の関係もない。でも、変わりたいんでしょう?だったら、手放せばいいだけ。あなたは今すぐにでもそれが出来る」
マインドはあなた自身のエゴとも言えます。
エゴがある限り精神的な苦しみは消えません。
エゴを手放す、マインドを手放すことで体も心も楽になっていきます。
それは今、この時からあなたも出来るのです。
そのために勉強して成長していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
心の在り方にお悩みの方に少しでも助けになれば幸いです。
マインドを手放すことが心や体を楽にしてあなた自身の助けになると思います。
人と比べてしまうのもマインドの性質です。
そう理解して人と比べることなく、あなた自身のことを見つめていただけたら幸いです。
この人と比べてもあなたの助けにはならない。身体の回復、心の在り方は一人ひとり違うを書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
---|---|
生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 27年全日本オステオパシー学院卒業 平成 27年IOIAJ入会 ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事 |