小顔矯正は効果なし?【危ない美容整体の実態】

「小顔矯正って効果あるの?」「どうせすぐに戻っちゃうんでしょ」「小顔矯正って危なくない?」「小顔矯正受けてからなんだか調子がわるい気がする。なんで?」

そんな疑問にお答えします。

 

小顔矯正を謳う整体院が年々増加していますが、その反面、府中市でも小顔矯正を受けて調子が悪くなってしまったという方も多数いらっしゃいます。
なぜ、そんなことが起きてしまうのか、美容業界や美容整体が言っていることは本当なのか、どうして小顔矯正を受けて調子が悪くなってしまうのかなど詳しく解説していきます。

 

本記事の内容

1.小顔矯正のウソ・ホント
2.でも、小顔矯正を受けて小顔になったけど?
3.何で小顔矯正を受けて調子が悪くなるのか
4.安全な頭蓋骨の調整
まとめ

 

筆者である私は米国クラニアルアカデミー(AOA)が定める頭蓋骨の基礎コース40時間を受講して、尚且つ日本でテーブルアシスタントの認定を受けています。(テーブルアシスタントの認定を受けているのは日本で10名ほどだけです。)海外のドクターから頭蓋骨についてしっかり学んでいるので、記事の信頼性に繋がるのではないかと思います。

 

1.小顔矯正のウソ・ホント

頭蓋骨の縫合に隙間があり、それを埋めることで小顔になる

頭蓋骨の縫合に隙間があり、その隙間を埋めることで小顔になると言っているみたいですが、ハッキリ言います。

 

 

 

大嘘です。

 

 

後述しますが、もしそんなことをしてしまったら頭蓋骨に備わる自然な動き(第一次呼吸機序)が妨害され、たちまち不調に陥るでしょう。

 

頭蓋骨は外力で動く

動くと言えば動くかもしれませんが、本当に0.何ミリかの世界です。極端に動くものではありません。

 

だから、施術後にCTや検査をしたところでそれが数値として表れてくるものでもありません。

 

頭蓋骨の調整は背骨の調整の何倍も繊細だと言われています。

逆に顔の形が変わってしまうほどの力が加われているとしたら危険以外の何物でもありません。

 

 

海外ではそれが普通と言われているけど

果たして、どこの誰が言っているのでしょう。本当に。

まずオステオパシードクターはそんなこと絶対に言いません

縫合の隙間を埋めるなんて、危険なことは絶対に行わないし、指導しません。

その方たちは本当に海外のドクターから学んでいるのでしょうか?

 

因みにオステオパシーで海外のドクターから頭蓋骨のことを学びたいのであれば、それ相応の資格や経歴が必要になります。くれぐれも無資格の整体者には受講することは出来ません。

 

2.でも、小顔矯正を受けて小顔になったけど?


それは頭部に貯まっている水分、つまりリンパが流れた影響で一時的に顔が小さくなったように見えているに過ぎません。

 

ビフォーアフターなんて当てにならない

よく小顔矯正の整体でビフォーアフターの写真が掲載されていますが、あれほど当てにならないものはありません。光の当て方、化粧の仕方、表情によって雰囲気や見た目なんていくらでも変えられるからです。

そういった写真をよく見てみてください。うまく加工してありますから。

 

 

3.何で小顔矯正で調子が悪くなるのか

頭蓋骨には複数の縫合と関節によって成り立っています。
どのような構造をしているのかこちらの動画を見て頂くと分かりやすいかと思います。

縫合と関節にはほんの僅かな関節の遊び(隙間と言ってもいいのかもしれません)。この遊びのお陰で、頭蓋骨は肺呼吸に合わせてリズミカルに動くことができるし、それとは別の第一次呼吸機序(PRM)と呼ばれる身体に備わる独自のリズムで動くことができるのです。この動きは生命にとって必要不可欠な動きで、生きている限り誰しもが持っています。

 

しっかりと頭蓋骨の訓練を受けている人は感じられるかもしれませんが、頭蓋骨を触れていると軽くふわっとしたような心地いい一定のリズムで動く感覚が得られます。

 

美容業界・美容整体が言う頭蓋骨の縫合の隙間を埋めるという行為は、この動きを阻害してしまうことになります。
ひどい言い方になってしまいますが、生命に備わっている動きを止めにきていると言っても言い過ぎではありません。

 

 

少し専門的な話になりますが、こういった状態を頭蓋骨の病変で「圧縮」と言います。

 

 

小顔矯正を受けて調子が悪くなった人の大半は頭蓋骨に「圧縮」を抱えています。

そうなると頭痛などの不調を来すのはもちろんのこと、無気力になったり、目が疲れやすくなってしまったり、ひどい方だと涙が止まらなくなってしまったという方もいました。

 

涙が止まらなくなってしまったのは頭蓋骨の圧縮によって翼口外神経節が刺激されてしまう状態になってしまったからだと考えられます。

 

 

サザーランド博士の実験

こういった頭蓋骨の歪みや捻じれの問題は頭蓋領域のオステオパシーの創始者であるサザーランド博士がご自身の身体を使って嫌というほど実験してきています。

 

それこそ頭を締め付けるようなバンドを作って、わざと頭蓋骨を圧縮させて調子が悪くなり倒れてしまって、それを奥さんが頭蓋骨を調整して治したなんて話もあるくらいです。

 

だから、縫合の隙間を埋めるなんていう施術は危険極まりないことなのだと認識して頂けたらと思います。

 

 

4. 安全な頭蓋骨の調整

オステオパシーなら小顔矯正ではないけれど安全な頭蓋骨の調整を受けることができます。そもそも頭蓋骨は頭蓋骨だけで成り立っている訳ではなく硬膜のつながりからも身体全体の影響を受けます。全身の状態を改善しないと顔の歪みも取れていきません。

 

私は、小顔矯正はしませんが、頭蓋骨の調整や全身を見ていくと自然と顔や頭の形も良くなっていくので喜ばれています。本来の自然な形ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?
美容業界や美容整体で言われていることのほとんどが間違っているということを少しでも理解して頂けたら嬉しいです。誤った情報によって、危険な施術を受けて身体の調子が悪くなってしまう人が少しでも減っていって欲しいです。

 

この小顔矯正は効果なし?【危ない美容整体の実態】を書いた人

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丸井恒介(まるいこうすけ)

出身地 東京
生年月日 1985年2月3日
国家資格 理学療法士
所属 全日本オステオパシー協会
日本オステオパシー連合
IOAJ
(International Osteopathic Association of Japan)
経歴 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学
日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業
平成 25年医療法人社団河井病院勤務
平成 25年日本オステオパシー協会入会
平成 27年IOAJ入会
平成 28年府中オステオパシー まるちゃん整体院開業
趣味 ピアノ、筋トレ、バドミントン
042-302-5447
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