
デメリットだらけの猫背、卒業しませんか?
「猫背って良くないって聞くけど、体にどう悪いんだろう」
「猫背のデメリットを知りたい」
「猫背って何で良くないの?」
そんな質問にお答えします。
日々デスクワークやスマートフォンに向き合い、いつの間にか猫背になっていませんか?
「猫背って分かっているけど、このほうが楽だし、、、」
そんなことを思っている方へ、猫背がどれだけ体にデメリットがあるのかをご存知でしょうか。
今回は見た目も体にも悪影響な猫背のデメリットについて解説します。
この記事を書いている私はオステオパシー歴7年、臨床歴9年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
猫背に伴う不調でお悩みの方を改善してきた実績がありますので、記事の信頼性に繋がるかと思います。
本記事の内容
「猫背」ってどんな姿勢?
まずは「猫背」について詳しく解説します。
猫背って、背中が丸まっている、うつむいているなど特徴的な姿勢がありますが、一番のポイントは顎が前に出てしまっていることです。
ふと自分の横姿を鏡で見たときにこのように顎が前に出ていたら、あなたは立派な猫背ということです。
背中を丸めたままパソコンをしていると自然に顎が前に出てきてしまいますよね。今の現代人は自然とこのような猫背になってしまいやすい環境にあると言えます。
猫背のデメリット
猫背が悪い姿勢というのはなんとなく分かるけど、体にどう影響してしまうのかをちゃんと知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
猫背が身体に与える悪影響をご紹介していきます。
・呼吸能力の低下
意識して背中を丸めて猫背の姿勢を作ってみてください。
その状態で深呼吸できますか?
できないですよね。
猫背では背骨が丸まり、肋骨や横隔膜の動きが悪くなってしまい息が深く入らなくなってしまいます。
無意識のうちに浅い呼吸が身についてしまい、軽度の酸素不足状態が慢性的に続いてしまいます。集中力の低下にもつながります。
浅い呼吸が続いてしまうと、体に様々な弊害をもたらします。
浅い呼吸は自律神経のバランスを興奮状態に乱れさせます。
呼吸が浅いと横隔膜の動きも悪くなってしまうので、血液・リンパなどの体液循環が悪くなってしまいます。
・血液・リンパ循環不良
猫背は呼吸が浅くなり、血液やリンパの流れが悪くなってしまいます。
体液循環が悪くなると、体に炎症が起きていた時に治りづらくなるし、免疫反応も落ちてしまいます。
むくみやたるみの原因にもなります。
・内臓機能の低下
猫背の姿勢は常にお腹の内臓を圧迫しているような状態になってしまいます。
内臓が圧迫していると内臓の働きが悪くなってしまい、内臓に通う血流やリンパ流も阻害されてしまいます。
胃腸や肝臓をはじめとして様々な腹部臓器の働きを悪くしてしまう恐れがあります。
逆流性食道炎、過敏性腸症候群、機能性胃腸症などの症状も猫背がかなり影響しています。
・代謝が悪くなる
呼吸能力が落ちて、血流やリンパ流が悪くなると体の代謝能力が落ちてきます。
また猫背になってしまう方は普段からデスクワークやスマートフォンを操作されていることが多く、運動不足の方が多いです。
肥満や細胞の代謝が落ちることによる肌荒れ、見た目も老けて見えてしまうなどの影響が出ます。
・肩こり
人間の頭の重さは約5~6㎏くらいあり、ボーリングの球と同等の重さがあります。
猫背で頭の位置が前にくると、それだけ頭を支える首や身体にも負担がかかります。
首の後ろの筋肉や肩甲骨と背骨の間の筋肉が引っ張られて、その張っている感じが「コリ」として体に表れてきます。
・腰痛
猫背になると背骨が丸まり、肋骨の動きが悪くなってしまいます。
その結果、腰に負担がかかりやすくなってしまい、腰痛にもなりやすいです。
また、猫背の方は腹筋や背筋の筋力のバランスが崩れ、筋力自体も落ちている方が多いので、重いものを持った時にぎっくり腰をしやすいです。
・頭痛
首には重要な神経や血管がたくさん通っています。
猫背になるとその神経や血管が圧迫されたり、引っ張られたりしてしまいます。
頭への血流不足や酸素不足が起こり、慢性的な頭痛の原因になりえます。
頭痛だけでなく、耳鳴りや眼精疲労、めまいなど様々な不調が生じる可能性があります。
どうすれば猫背は改善できる?
ここまで読まれて、こんなに身体に悪いのかということを少しでも理解して頂けたら幸いです。
では、どうしたら猫背を改善できるのか、ここでは一番効率が良い方法をお伝えしますね。
自己流はダメ!?
あなたはきっと今まで猫背を改善するために色々と調べて自己流でやってきたことはあるのではないでしょうか?
猫背を改善する方法はネットや動画で調べてもたくさん出てきます。
ですが、適当に選んだ方法をして猫背が改善するということはまずありえません。
人気の整体師だから、人気のコルセットだから大丈夫だろうと思い込んで実践⇒なんだか腰が痛くなってきてしまった、、、なんて経験がある方も多いのではないでしょうか?
それは自分の身体の状態に合っていない方法だから起きてしまうんですね。
特に無理してストレッチをするような方法はおすすめしません。
逆に身体を痛めてしまいますよ。
整体のすすめ
自分の体に合った猫背を改善する方法が知りたいなら、プロの指導が一番早いです。
猫背を根本から改善していくには自分のどこに問題があるのか、どのように改善すればいいのかを知らなければいけません。
丸まっているから伸ばすなんて方法では身体は防御反応を示してしまうため、より猫背が強くなってしまうでしょう。
ゆっくりと優しく調整するタイプの整体の方が無理なく体を変化させることが出来ておすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
猫背が悪いということは知っていたけど、ここまで体に悪影響があるとは知らなかったという方も多いかと思います。
猫背は見た目の悪さだけでなく、これだけ体を悪くしてしまうものだと少しでも知って頂けたら幸いです。
猫背じゃない凛とした姿勢は、見た目だけでなく体の働きとしても良いものなのです。
猫背を卒業して、良い身体の状態になれば自然と気分も良くなり、頑張れるようになれますよ。
この猫背のデメリット。猫背はこれだけ体に悪影響を書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
---|---|
生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | 全日本オステオパシー協会 日本オステオパシー連合 IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 25年日本オステオパシー協会入会 |