
三叉神経痛、突発性三叉神経痛は、数秒間電気が走るような痛みが顔面に出ます。人によっては髪をなでると頭皮が痛かったり、顔面に痙攣が現れることもあります。
やや女性に多く、びりびりするような顔の痛みがあるようなら三叉神経痛だと考えるのが適切かと思われます。
三叉神経痛は脳幹から出てすぐのところの血管による神経の圧迫が原因とされていて、腫瘍があると手術適用になります。
そんな三叉神経痛ですが、今回お伝えしたいのは三叉神経痛の痛みが続いてしまう方はなんといっても姿勢が悪いということです。
普段の生活も猫背になるような座椅子、デスクワーク、床生活を好んでいる傾向にあります。
見た目にも、肩の高さが左右で違っていたり、顎が前に出ていたり、いかり肩だったりと、どんな人が見ても、なんか姿勢が悪いなぁというような感じです。
そして、食生活が乱れていたり、薬の服用が多いという傾向もあります。
今回はそんな三叉神経痛について解説していきます。
三叉神経痛の原因や改善のための考え方をお伝えしていますので参考にしていただければ幸いです。
この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
医学的知識を有し、オステオパシー・ドクターから継続的に学んでいるので記事の信頼性に繋がるかと思います。
本記事の内容
ロキソニンも効かない顔の痛み、びりびり電気がくる頭痛 三叉神経痛の症状
・突然顔の筋肉がぴくぴくと痙攣し、顔の感覚がマヒした感じがある
・急に顔半分の歯茎や顎、頬、耳などに電気が走った痛みが出る。
・痛くてストレスが溜まり、とにかく疲れる
・手術をしたのに再発してしまった。なんとかしたい。
・三叉神経痛で手術を勧められているけど、顔に傷をつけたくない
・顔が痛くて洗顔や化粧も楽しめない
・三叉神経痛でペインクリニックや病院に行ったけど、薬が増えるばかりで改善しない
三叉神経痛の症状は、顔だけでなく、耳、顎、歯痛など多岐に渡ることが特徴です。
三叉神経痛は化粧、洗顔、髭剃り、食べ物を噛むとき、冷たい飲み物を飲んだ時に誘発されやすく、歯磨きが辛い時もあります。
さらに二次的にウイルスが入り込むと帯状疱疹にもつながります。
鎮痛するためにロキソニンを飲む方が多いようですが、、、
ロキソニンは消炎鎮痛剤の代名詞のような薬ですが、その働きはプロスタグランジンという炎症物質を抑え、鎮痛や炎症を抑える役割があります。
副作用は少ないと言われています。
ロキソニンの副作用
ロキソニンの副作用ですが、胃・腹部不快感・胃痛・吐き気・嘔吐・食欲不振・むくみ・過敏症・眠気・腹痛・下痢・消化性潰瘍の悪化・喘息発作などです。
消化器系にかなりの負担をかけていることが分かります。
ロキソニンの重篤な副作用
アナフィラキシー様症状、間質性肺炎、肝機能障害、急性腎不全、再生不良性貧血、ネフローゼ症候群、消化性出血、スティーブンスジョンソン症候群、ショック、喘息発作、中毒性表皮壊死症候群、うっ血性心不全、無菌性髄膜炎、溶結性貧血、無顆粒球症、横紋筋融解症、小腸大腸の閉塞・狭窄
ロキソニンを常用し、使い過ぎると体にどんなダメージを与えてしまうのか計り知れません。
手術をしなくても三叉神経痛は良くなるのか?
脳神経外科手術(微小血管減圧術)
「微小血管減圧術という手術です。手術は痛む側の耳介後方から頚にかけて、約8cm前後の皮膚切開を行います。小さな開頭を行い、その後は、手術用顕微鏡下に操作を行います。三叉神経を圧迫している血管を神経から剥離して、再び神経を圧迫しない場所に固定します。手術は、原因が血管圧迫による場合、約9割の治癒率です。高齢者でも、全身麻酔が可能な方であれば、手術ができます。ただし、全身麻酔と手術そのもののリスクがあります。」
東京女子医科大学公式サイト
神経というのは血管から栄養を受け、老廃物を回収させているので、血流の確保は必須になります。
実際に手術の目的も血流不全の状態から血流を良くするために行っています。
血管が狭くなって血流が悪くならないような身体づくりをしていかないと、三叉神経痛が再発してしまうのではないかと思います。
血管が狭くなり、血流が悪くなってしまう身体の状態があります。
三叉神経痛を引き起こしてしまう原因は?
血管を狭くして、血流を悪くする原因はたくさんあります。
ストレスや緊張もその一つです。
例えば、苦手な上司と話をしている時、面接を受ける時を思い浮かべてみてください。
体や精神的な緊張がずっと続いてしまうと、血管が細くなって柔軟性が失われてきます。
三叉神経領域に緊張を与えてしまうのは日常生活の悪い姿勢、例えば猫背で座ることが多い方が最も可能性が高いです。
急に三叉神経痛に襲われるよりも、以前から首・肩が凝ったり、痛かったり、頭痛や顎関節症、腰痛、寝不足など身体に疲労が蓄積して、発生した痛みと捉えると分かりやすいです。
さらに血流を悪くする要素は、血液自体がどろどろだということです。それは普段口にしているものや、ちゃんと排泄できているのかが重要になります。
姿勢の悪さが三叉神経痛を起こす
姿勢が悪く、頸椎や背骨のゆがみ・ねじれが強くなると、頭の先に行く血管もねじれ細くなり、固く緊張していきます。
後頭部の緊張は大後頭神経を通じて三叉神経にも緊張を伝えます。(大後頭神経と三叉神経は頭のてっぺんでつながっているため)
最初は少し肩こりや腰痛がある程度で済んでいたかもしれません。ですが、その状態が継続し無理が続き、薬で痛みをごまかしていると、より神経も血管も捻じれ固くなってしまうため、三叉神経痛に発展するのも仕方がないことです。
三叉神経痛だけでなく耳鳴りやうつなど自律神経症状も併発しやすくなります。
血流は川の流れと同じです。
真っすぐな川は流れに勢いがあって、水もきれいです。こまごまと曲がっている小さな川は流れが悪く、水も汚れがちで、最終的には詰まって水がせき止められてしまうこともあります。
そんな時は石などを取り除いてあげると流れは改善します。
このように姿勢が悪いことを正していくことで血流を良好な状態に取り戻すきっかけ作りができます。
汚れた血が三叉神経痛の原因に
血液の質を悪くしてしまう食事環境は、薬や添加物、アルコール、タバコ、砂糖、肉類、脂っぽい食事、小麦などあげればきりがありません。
血液の状態は目に見えないので分かりづらいのですが、血圧や血液検査で数字として表れます。
また、普段の便の状態なども参考になります。
便というのはその名の通り、大きい便りと書きますので、体がどんな状態かを知らせてくれているんです。
理想は、形が良く、明るく、水に浮く状態が良いとされています。
このような便が出ている時は体内の排泄システムが元気に稼働していて、良い食事と良好な血液を作っていることの証になります。
三叉神経痛の整体でよくあるご質問
ここでは三叉神経痛の整体前後で不安だった方の質問を紹介します。
Q.整体で顔に刺激を受けると、余計に痛みが出そうで怖いです。
A.直接お顔に触れることはありません。症状が落ち着いてくるころに軽く触れることはあるかもしれません。
Q.小顔矯正みたいに強く頭を矯正するのですか?
A.基本的に強い刺激は、神経系に負担を与えてしまいます。頭は尚更です。軽く触れる程度の優しい力で調整していきますのでご安心ください。
Q.病院でレントゲンやMRIでも異常がないと言われてしまったのですが、
A.レントゲンやMRIでは筋肉の緊張や頸椎や頭蓋骨のゆがみ・ねじれは映らないので、当院でチェックしますのでご安心ください。
Q.病院でもらっている薬(ロキソニン、リリカ、トラムセット)も効かないんですけど大丈夫ですか?
A.薬は症状を抑えこもうとしているだけだから痛みが治まらないのです。薬を飲み過ぎていると肝臓に負担を与え、血液も汚れていきます。
本当に改善したいなら、痛みの原因となっている身体の状態を改善し、食事を変え、日常生活の動作を変えていく必要があります。
Q.生活習慣を変えないとダメですか?
A.本当に改善したいと思うのであれば、変えてください。悪い生活習慣はせっかく整体した体をまたゆがみ・捻じれさせてしまいます。
どうしても変えたくない場合は、騙しだましやっていくしかないかもしれないですね。
まとめ
痛みが強く出ているというのは、体が異常を訴えているサインです。
自己判断でストレッチや市販の薬を試している間に、思わぬ強い痛みに発展してしまいます。
まずは病院で診察を受けて、体の状態を把握しておきましょう。そして、病院での治療に効果が感じられない時は、思い切って違う方法を探すのがあなたの身体のためにも賢明な判断です。
整体を選択するときは、専門的な知識や経験があるところを選ぶようにすると良いです。
最近は整体で逆に痛めてしまったという方も増えてきています。中途半端な施術、ルーティンのような整体、間違えた部位への施術は痛みがかえって悪化する可能性があるのでご注意ください。
この三叉神経痛は整体と食事で改善を書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
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生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 27年全日本オステオパシー学院卒業 平成 27年IOIAJ入会 ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事 |