
こんにちはまるちゃん整体院の丸井恒介です。
先日Youtubeでこのようなコメントを頂きました。
自分の経験でこれに尽きるような気がしていたところにこの動画を見つけました。
PCの仕事、テニス、家事など巻き肩になる条件が揃っており、ケアを怠ると、首が回らなくなる、バネ指、腕の腱が張る、反り腰になって坐骨神経痛がでてくる等様々な症状がでてきます。
日頃から姿見やお風呂に入る前に身体を眺めていると、変化するのがわかります。自分で手に負えなくなったら整体の先生の手を借りて整えてもらいます。そうすると早く戻り、また自分のケアでなんとか姿勢を矯正することができます。
だんだん、どこの筋肉が縮むと症状がでてくるかがわかってきます。 自分の身体のことを知ることが何よりも大切という言葉が響きました。 ありがとうございました。
とても良いコメントだったので紹介させて頂きました。
今回はこちらのコメントをもとにあらためて、自分の身体を観察することの重要性や身体が治るということはどういうことなのかについて解説していきたいと思います。
この記事を書いている私はオステオパシー整体歴8年、理学療法士【国家資格】を取得しており、総合病院で3年間勤務経験があります。
自分を観察することの重要性
痛みや不調が出たらまずみなさんは何をしますか?
病院に行って薬をもらったり何か治す方法を探すことでしょう。
「○○をすれば治る」
「○○を飲めば治る」
というように何かをすれば治るという風に思って行動するかもしれません。
ですが、そのように行動したとしてもなかなか身体が治っていかない方が多いです。
昔の私のように医療機関や整骨院、マッサージ、ストレッチなど色々なことを試しても痛みや不調が良くならないという方も多いはずです。
そのような場合、まず「○○をすれば治る」なんて簡単に思わない方がいいかもしれません。
身体は単純ではありませんし、人それぞれ違います。
今まで生きてきた中で自分の身体にどれだけ負担をかけてきたのかを振り返ってみてください。
普段からどんな姿勢をしているのか
何をすると痛みが悪化してしまうのか
身体が楽な時はどんな時なのか?
過去どんなケガをしてきたのか?
何を食べたら身体の調子がおかしくなってしまうのか?
どれだけメンタルにストレスを抱えているのか?
夜はよく眠れているのか?
不安や心配事で頭がいっぱいではないだろうか?
例えば私の場合は高校生の時に始めたバドミントンの影響からか、右の骨盤がやや上がり気味になる傾向があります。
右の肩は下がり、左の肩が緊張気味になります。もともと身体は低緊張気味で体幹の安定性が小さい時からありませんでした。
腰を自分でボキボキ鳴らしていたせいで、腰の安定性がなくズレやすいため、長時間座っていたり、うつぶせで本を読んでいたりすると腰が痛くなってきます。
ずっと片方の足に体重をかけて立っていても腰にきます。
腰が悪くなる時は比例して首や左の肩甲骨辺りも緊張してこってきます。
このような自分自身の身体の癖や傾向を把握しているので、身体のバランスが崩れないように普段から姿勢や身体の使い方にはとても注意を払っています。
また最低でも月に1回は信頼できる先生に体を整えてもらっています。
今回コメント頂いた方も、PCの仕事、テニス、家事などが重なると不調が出てくると理解されています。
また自分の身体を鏡で見て観察しているというのもとても良いことだと思います。
このように自分がどのようなことをすると身体に負担がかかり痛みや不調が出てしまうのか理解できているということは自分の身体をケアする上でとても大切になってきます。
例えばボクシングなどの格闘技において、予想していない攻撃というのはもらいやすく、尚且つダウンしやすいです。
逆に来ると分かっていればどんなに強い攻撃でも耐えることが出来ます。
耐えるというのはちょっと例としては好ましくないかもしれませんが、来ると分かっていたならそれを避けることも、その量を減らすこともできますよね。
そうして自分をコントロールすることが出来るというのはとてもアドバンテージがあると言えます。
症状が消えたとしても治った訳ではない
「痛みがなくなったのに、また出てきた。私はまだ治ってないの?」
当院に来られる方でたまにこのように質問される方がいます。
施術を重ねていくことで痛みがなくなってきたとしても、それで身体が治ったというわけではありません。
生きて生活している限り身体には負担がかかります。
その負担や疲労が一定以上を超えたら身体に痛みや不調となって現れます。
身体が整って痛みがなくなったとしても、身体に負担がかかることをしてしまっていたら当然ながらまた痛みや不調が出始めます。
だからこそ自分の身体を観察することが重要になってくるのです。
当院に来られる方にはもちろん身体の癖や使い方についての注意を促しています。ですが、本人がそれを自覚せずに無意識のうちにやってしまっている姿勢や癖で再び身体を痛めてしまっていることが多いです。
最近では、立っている時に片方の足に体重をかけ続けていることで骨盤をゆがませてしまっていることにようやく気付けた方がいます。
身体のケアは一生続く
人間が生きている限り、重量下にいる限り身体には負担がかかります。
無意識のうちにしている身体の癖や緊張が体をゆがませてしまいます。
疲れや疲労が溜まってくると身体を気遣うこともできなくなってきます。
不良姿勢や精神的な疲労が重なると、一時的になくなっていた身体の症状もいずれまた再発します。
完治なんて言葉はないのかもしれませんね。
だからこそ健康的に生き続けたいのならば身体のケアは一生続くものです。
身体は替えのきかないかけがえのないものです。
ダメになったから交換するなんてそう簡単にはできません。
自分の身体を観察し、自分の心も観察し、自分自身のことを理解していくこと。
健全に生きていくために必要なことだと思います。
この不良姿勢の積み重ねが全身の症状を招くを書いた人

丸井恒介(まるいこうすけ)
出身地 | 東京 |
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生年月日 | 1985年2月3日 |
国家資格 | 理学療法士 |
所属 | IOAJ (International Osteopathic Association of Japan) |
経歴 | 平成 21年日本リハビリテーション専門学校入学 日本リハビリテーション専門学校理学療法学科卒業 平成 25年医療法人社団河井病院勤務 平成 27年全日本オステオパシー学院卒業 平成 27年IOIAJ入会 ジム ジェラスD.O. トム シェーバーD.O. に師事 |