テンダーポイントが「痛み・しびれ」の本当の原因です。
テンダーポイントとは、日本語で言うと「圧痛点」といい、普段は痛みも何も感じないけど、押すと痛みが出るポイントです。
押さない限り気づきません。
トリガーポイントという言葉はよく聞くかと思いますが、このテンダーポイントは余り聞きなれないかもしれません。
テンダーポイントは緊張し疼痛があり、浮腫もある筋肉と筋膜組織の小さな部分にあります。
テンダーポイントは疲労して緊張した筋肉の中にできた、「硬く凝り固まったしこり」つまり「コリの親分」みたいなものだと思ってください。
テンダーポイントがある部分の筋肉は硬く緊張してしまい、上手く伸びなくなってしまいます。その結果筋膜や骨格がゆがみ痛みやしびれ、各種の不定愁訴(原因が分からない不調)までも発生させてしまいます。
テンダーポイントは押さない限り気づきません。
また、痛みを感じている部分とは反対側にあることが多いので、多くの方が見過ごしてしまっているポイントにもなります。
テンダーポイントの特徴
1.押してみない限り疼痛があるかどうか分からない
2.筋骨格のゆがみを表している
3.痛みやしびれだけでなく不定愁訴の原因にもなる(頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、不整脈、胃腸の不調、生理痛、下痢・便秘など)
痛みの80%以上はテンダーポイントが原因だと考えられます。
あるオステオパシーの研究ではいくらトリガーポイントをストレッチや注射してもテンダーポイントを解消しない限りいくらでも症状を繰り返してしまうと言われています。
府中オステオパシーまるちゃん整体院の過去の臨床経験からも「少なくとも80%以上はテンダーポイントが痛みやしびれの原因になっている」と推測しています。
しかしながら、整形外科の医師はもちろんのこと、柔道整復師や鍼灸師、整体師の方でもトリガーポイントの知識はあるけどテンダーポイントに関する知識や理解が乏しいのが現状で、意味のないストレッチや注射をされてしまう方が多いようです。
テンダーポイントのイメージ
テンダーポイントはトリガーポイントの反対側にあることが多いです。
下の図のようにテンダーポイントは筋肉が伸びきってしまっていることで痛みとして感じている部分です。その反対側のテンダーポイントは縮まって緊張しているポイントになります。
座っている姿勢で見ると分かりやすいです。
この場合、丸まって縮こまっている側(首や胸、お腹の前側)にテンダーポイントが発生し、逆に伸びきっている側にトリガーポイントが発生します。
この場合、いくら伸びきっている部分をストレッチや注射しても、また伸びてしまうだけというのは理解できるのではないでしょうか。それがトリガーポイント系の治療をしても改善しない理由です。
本当に解消すべきはテンダーポイントなのです。
テンダーポイント発生の原因
テンダーポイントを発生してしまう原因は様々ですが以下のようなことが代表的です。
1.姿勢の悪さ、長時間の悪い姿勢
2.予想していない急な動き
3.仕事、家事、激しいスポーツからくる疲労
4.内臓や自律神経の不調からくる筋肉の緊張
5.無理なストレッチ
6.外傷、捻挫、骨折、手術の後遺症
まるちゃん整体院で使用するテクニック
テンダーポイントの場所を正確に見つけ出すのが大切です。
痛みやしびれを解消するためには筋肉に発生したテンダーポイントを的確に解消する必要があります。そのテクニックを「カウンターストレイン」と言い、当院が得意としているテクニックの一つです。
最初にしなければいけないことは姿勢や症状を見て、「テンダーポイントがどこにあるのかを正確に見つけ出す」ことです。症状が重かったり、複数ある場合、テンダーポイントも複雑に入り交ざっています。症状を訴える反対側にあることや、痛みを訴える部分とは離れたところに重要なテンダーポイントがある可能性もあります。
マッサージやストレッチではテンダーポイントは消えません。
テンダーポイントはマッサージやストレッチ、注射には反応しないことが分かっています。テンダーポイントを解消する手法としていくつかのテクニックがありますが、代表的な方法は「カウンターストレイン」になります。
まるちゃん整体院はオステオパシーの「カウンターストレイン」を使用します。
テンダーポイントを正確に見つけ、しっかりと解放するには施術する人の経験や知識、テクニックの熟練度が重要になってきます。
まるちゃん整体院では長年の臨床経験で培ってきたテクニックを用いることでテンダーポイントを効果的に解消していきます。
府中オステオパシーまるちゃん整体院の施術方法の一例
背中の筋肉に対してのカウンターストレイン
お腹の筋肉に対してのカウンターストレイン