腰痛を改善するためにツボ押しが良いと言われているけど、
どのツボを押せば良いのか分からない方へ
腰痛に効果があると言われているツボを紹介します。
また、本当に腰痛をツボ押しで改善できるのかについて解説していきたいと思います。
本記事の内容
1.ツボ押しの注意点
2.腰痛に効くツボ3選
3.まとめ(ツボ押しよりも見直して欲しいこと)
この記事を書いている私は、オステオパシー歴6年、臨床歴8年。
国家資格である理学療法士を持っていて、病院での勤務経験があります。
実際に私も腰痛がひどい時に今回紹介するツボを試していて、多少なりとも効果があるとは感じているので記事の信頼性につながるかと思います。
1.ツボ押しの注意点
強く押しすぎない
ツボ押しは「気持ちがいい」程度にとどめておくことがとても大切です。
気持ちいいからといって強く押しすぎてしまうと、いわゆる揉み返しのように後で痛みや炎症を発生してしまう原因になってしまいます。
また、強く押すことは無意識のうちに身体に力が入ってしまい、交感神経の活動も高まってしまうので、身体にとって回復に必要な血流やリンパの流れを阻害してしまいかねません。
くれぐれも写真のように赤みが出るほど強く押さないでくださいね。
気持ちと呼吸を落ち着けて
深呼吸をしながら、息を吐くときに軽く押していくようなイメージで行ってください。
気持ちを落ち着けて、ゆっくり深呼吸しながら行うことで、自律神経が落ち着き、より身体にとって良い効果が得られます。
どの指で行う?
押すときに最適なのは親指です。
もう一本使うとしたら中指がいいかもしれません。
人差し指や薬指は力が入りずらいのでおすすめできないです。
ただ、押すだけでなく、くるくる回して押すという方法もあります。
2.腰痛に効くツボ
腎兪(じんゆ)
腎兪は、腰はもちろんのこと身体全体の疲れが表れるツボとされています。
腎臓を強化する意味合いもあるそうです。
ここを押して気持ちいいと感じた時は、疲れが溜まり始めたという合図です。早めに休息をとることで、腰痛の予防にもなるでしょう。
腎兪の場所
臍の高さで、第2・3腰椎間の背骨から指2本分外側辺りになります。
押し方
少し背筋を伸ばしてください。そこでゆっくり親指に力を入れ、3秒程度押したら離します。これを3回繰り返しましょう。
委中(いちゅう)
委中は膝の後ろにあるツボです。
腰痛は膝と関連して起こることが多いです。膝に痛みがあって、腰にも痛みがある方はこのツボが助けになると思います。
押し方
軽く膝を曲げた状態で、膝裏の真ん中あたりを、中指を用いて押しましょう。
ゆっくり3秒程度押し、離します。3回繰り返します。
腰腿点(ようたいてん)
手の甲にあるつぼです。
腰腿点といい、2か所あります。
手の甲にあるつぼで腰腿(ようたい)点といい、2カ所あります。
人さし指と中指の付け根辺り、薬指と小指の付け根辺り、それぞれの中手骨の間に取ります。
腰腿点を指で軽く押しながら、ゆっくり腰を回してみてください。痛みが楽になっているのが分かるかと思います。
まとめ(ツボ押しよりも見直して欲しいこと)
ツボ押しをすることで腰痛の軽減をすることは出来るかと思います。
しかし、普段から姿勢が丸まっていたり、仕事で長時間座りっぱなしだったりなど日常生活の姿勢が悪ければ、いくらツボ押しをしたところで焼け石に水です。
まして、ツボ押しをしても腰痛の最大の原因である身体の歪み・捻じれは解消されません。
長年続いている腰痛を改善するにはこのようなツボ押しだけでは難しいでしょう。
ただ、しないよりはした方がまし程度に行ってみてください。
腰痛改善の最も近道は身体全体のバランスを整え、自分に必要なセルフケア方法を知ることです。
身体のバランスを整え、自分に必要なセルフケア方法を知りたい方はご相談ください。
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